モルダー、私のこと押したでしょ?

DATE: 2021-06-18CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:

Ubisoft Japan 発の RAINBOW SIX EXTRACTION 先行プレイ動画来てます。

CO-OP リーダーが Ubisoft 広報担当の方でちょっぴり癖が強いのとあと編集で合間合間を数秒ずつ切り詰めてるようなので、その辺に留意しつつご覧ください。とても分かりやすい、いろいろなものが透けて見える動画となっています。

いやぁ、想像してたゲームとだいぶ違いましたね。相手が謎の宇(略)ということもあって、もっとこう、しっとりと慎重に進めてく感じを想像してたんですが、皆さん元気に走って撃ってましたねー。どうやら EXTRACTION はどちらかといえば Run and Gun 寄りの CO-OP ゲームだったようです。ガジェットだのを連携すればもう少しスマートな流れになるんでしょうかね? (というかお友達がいないと相当厳しくないかコレ)

リーダーの広報の方がお仕事をしようと先走り気味に解説してくださるのと、編集で「静」と「動」の静部分を切り落としてる点を考慮しても、どうにも Run-n-Gun 寄りの「競う」感じのゲームのように見えます。なにやらエリアごとの制限時間もあるようですし。やはり e-Sports の PvE 枠を獲りにいくつもりなんでしょうか、1ラウンドを短く短く、内容をぎゅっと濃い目に圧縮したいわゆる「(配信等で)見せるための」ゲームデザインを強く感じます。

あと、広報の方はかなりの回数を遊んでるようで(恐らくご本人は意図していないのでしょうが)「数回遊ぶともうプレイ内容の興味/焦点はココにしかいかなくなる」というのが解説から漏れ伝わってきておりまして、謎の宇(略)要素とか割とどうでもいい感じがボンヤリ伝わる素晴らしい動画だったと思います。一つ前の投稿で宇(略)のカッコよさ不足うんぬんとか書きましたが、そんなことを心配するのは凄くアホらしい気がしてきましたw

さて、そうなるとこの「見せる PvE ゲー」はどうなるのか。チームを組んで「ガジェットを駆使して速く厳しく攻め進める」動画が投稿される「流れ」を早めに構築できれば意外といけそうな気がしますが、発売からの初動はどうかなぁ。

というのも、動画のコメントを読んでいると国の内外問わず値段についてのコメントがかなり付いておりまして、北米辺りは年末は感謝祭からの Black Friday ぐらいまで動き鈍そうな気も。あと CO-OP 系の競合タイトルが似たような時期に幾つか予定されてるんで割と厳しい数字が出そうなんですよねぇ……うーん(ワクワクしている

ということで、宇(略)と楽しく走り回るおひとり様には少々厳しい内容の RAINBOW SIX EXTRACTION の 発売は 2021年 9月 16日 2022年1月20日 となっていて通常盤が 9,240円(税込み) 6,600円(税込み)となっております……押したらどうなるんだろ?? コケるかな???

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モルダー、わたし憑かれてるのよ……

DATE: 2021-06-14CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

先日の予告通り 13日の UBISOFT FORWARD にて RAINBOW SIX EXTRACTION の詳細が明かされました。

以前より今作が 3人COOPスタイルで「敵は宇(ry」という基本部分は漏れていましたので特にシステム上のドッキリ新情報はありません。

幾つかある「層」をクリアし、より深く歩を進めることで敵のギミックも段階的に複雑かつ巧妙になっていくあたりのゲームデザインもとても今風な、という感じです。R6Sで e-sports の PvP 枠を制覇した勢いで今度は PvE 枠を獲りに行く下心みたいなものもあるのかもしれません。

ただ……あくまで個人の印象ですが、なんかこうモヤモヤする中途半端さです。丸い、というか「尖った部分が無い」というか、どこかで見たものの詰め合わせというか。

私は分類上R6/GR原理主義勢ですのでそもそものコンセプトの「今度の敵は宇(ry」という最初の 6文字でゲロまき散らすのが確定してるわけですが、その私ですらどーこーかーらー突っ込んだものか途方に暮れてしまう中途半端さです。

そもそもトムクランシーを冠するゲームで「ロシア人と中国人とアラブ人にもゲーム売って金銭巻き上げたいフアー!」という理由以外で敵をわざわざ地球外生命体にする「うま味」とは何でしょう?

まあまあの模範解答としては「想像を上回る刺激的な攻撃方法を採用できる」「造形のカッコよさ」あたりだと思うんですが……ふーむ、動画を観て何かそういう雰囲気感じ取れたでしょうか? 

より得点するにはクランシー節をまぶしてエイリアンの登場に便乗して国家間の不信感や経済・核抑止等の均衡崩壊を煽る人間の組織が必要になりそうですが Extraction はどうなんでしょう?

なんか、こう……(モーション格安で作れそうな)人型の……二足歩行な感じの……床を大人しく歩いてくる感じの……右腕からビーム撃ってくる感じの……うーん……これ……人間の傭兵系テロリスト集団とハイテクドローン軍団でもよかったんじゃ……そういえば……たしか……アウ○ア島とか言うところに使いまわせそうな設定が……う、うーん……これたぶんたまたま動画のシーンが悪かっただけだよな、うん、きっとそうに違いない!

youtube の動画についてるコメントも結構厳しいものが多く、「いや、俺が遊びたい CO-OP は Vegas みたいなやつで」とか「え、これでフルプライス?まじで?」的なのとか、まぁ、そうだよなぁ、という感じです。ここまでの流れは GRBの反応を凝縮した感じでして、このままだと発売直前の海外レビューも「目新しさがない」とかの経営層が一番嫌いそうなワードがズラリ並びそうな気配も。そういうワードが並ぶと直後の投資家向け資料でまたぞろ名指しをうけたりしそうな……。あれ? なんかワクワクしてきたぞw

ただGRBの時と違って登場するキャラクター等はすでにR6Sで出来上がっているものをあてていくスタイルなので、その辺がどう結果に出るか? ってあたりが今後の見どころかなと思います。

RAINBOW SIX EXTRACTION の 発売は 2021年 9月 16日 2022年1月20日 となっていて通常盤が 9,240円(税込み) 6,600円(税込み)となっておりますフアー!

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モルダー? あなた疲れてるのよ……

DATE: 2021-06-08CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

個人的にいろいろ(あまりよろしくない意味で)期待していた RAINBOW SIX QUARANTINE/R6Qが昨今のコロナ禍に環境適応させて開発を続行する発表がありました。名称も QUARANTINE から EXTRACTION に変更になるとの事。 6月 13日午前 4時より開催の UBISOFT FORWARD にて詳細が発表されるそうです。

QUARANTINE にて、商機のためロシアと中国と中東諸国そして組織的テロリストの逆恨みからも逃れるべく、もはやこの地球(ほし)に悪い人を設定できなくなってしまっていた Ubisoft はついに地球外に忌むべき悪い存在を求めたワケですが、その侵略の過程に今のコロナ禍とモロ被りする設定があったことをここ一年深く深く悔いていたと思われます。

動画から察しますに今度の設定はおそらく「感染」に関する要素は可能な限り廃され清々しいまでに「宇宙人と戦う」コンセプトになることが予想され、もちろん「Tom Clancy’s」の冠もバッチリ残る意欲作となる雰囲気です。

QUARANTINE のときのリードデザイナさんが残っているのかどうかは分かりませんが、たぶん QUARANTINE からひたすら「引き算」してどうにも整合性が取れないポッカリ空いてしまった部分を新規に補っていく開発スタイルになるんでしょうかね。

正直な話、おとなしくスターシップトゥルーパーズあたりとコラボするぐらいにとどめておけば傷は浅く済みそうな気もするんですがどうなるんでしょう。てーか、もしこれ正史にしたら次のR6シリーズから隊員に宇宙人のオペレータとか平気で並んでたり、銃器のカスタマイズでアンダーバレルに怪光線を発するドロドロの塊とかついてそうなんですがちょっともう何が何だか。

個人的には本作リリースまでに「全世界がフレンドリーな宇宙人とコンタクト」する事案が発生して本作がすご~く発売しにくい空気になるトンデモ展開に期待したいと思います(ぉぃ

ところで略称はなにになるんでしょうね? R6E? R6X? R6EX? ふーむ。

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おぼえていますか? 駐機場の F-16 のエンジンをスタートさせるのに丸一日かけたあの日の事を

DATE: 2021-05-26CATEGORY:GAMETAG:

GRBのアップデートの評判だのを見るために Ubisoft の公式フォーラムの巡回頻度を上げているんですが、その中に切ない思いを動画にのせて貼ってるのを見つけて「あー、Ground Branch の動画かー、そうだよねー」とか読み流しかけたんですが、その動画のサムネイルにどう見ても MICROPROSE の文字が見えるんですよね。「えー、なにやってんのこのひと、かってに MICROPROSE のろごとかいれちゃってちょっとはなしつうじにくいひとなのかな?」とか思ったんですが、どう見ても MICROPROSE の公式の動画なんですよね。

MicroProse is now the publisher for GROUND BRANCH!  ―― いや、ちょっとこれ凄いですよ。もし仮に近所に新旧のゲーム売ってる店があってその店がパブリッシャーごとにまとめてるホントによく分かってる店だったりしたら、GROUND BRANCH のパッケージが伝説の Falcon4.0 とかの本格ミリタリシムの並びに配置されるってことですからねっ! これ凄いですからね!

これはインディスタイルでスタートしたゲームの一つの到達点というか、本当におめでたい話のように思います。というか、おめでとうございます。

ちなみにはるか昔、Falcon4.0(どれかのパッチを当てた状態)で完全停止状態からのエンジンスタートは一度しか成功したことありません(たぶん偶然w

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時刻を合わせよう……3、2、1、

(0000Z)2021年、あけましておめでとうございます。 今年こそはオリンピックなんだそうですが、現状を鑑みるにこれはたぶんもう一悶着あるんじゃないかなぁと震える、そんな年明けです。

この投稿は毎年恒例の原理主義視点で去年一年のR6/GR界隈を振り返るシリーズなんですが、やっぱり一番は GR Breakpoint/GRBのお話でしょう。

まずは現状。GRBはなんだかんだ公約した目標点に達したことやゲーム内コンテンツがそろそろ量的に底を突き「好意的な」プレイヤー層も他のゲームに移っていく頃合いだと思われます。公式フォーラムも投稿量が減って他のゲームのネタやら訳の分からない宣伝が連投されるいわゆる「荒らし」がぼつぼつ出始めておりまして、何かテコ入れしないとホントにこのまま終わっちゃいそうな雰囲気も。

でもですね、原理主義者的にはここからが本番というか、本領発揮というか、人のいなくなったフォーラムで溜めに溜めた恨み節をぶちまけるのが幽霊 ghost として正しい在り様なのではないかと思うわけです。

てなわけでフォーラムを覗いてみますと、ほうら、あちらこちらに幽霊の活動の痕跡が。Ubisoft の姿勢を問うような題名の投稿やら、題名を偽装しつつ初っ端から Tom Clancy の精神を説き始めたりともう原理主義者ウォッチャーにはたまらない流れになってるんですね。おお、同志よ、そこだーいけーもっとやれー。

なんといいましょうかゲームの公式フォーラムに geopolitics とかのワードを平気で放り込んでくるあたりが原理主義者丸出しというか、このブログでも似たようなことを一年に一回書いてるような気がするんでとても他人事とは思えない。

前にも書きましたが、Ubisoft は商機のためなら平気でシリーズを骨抜きにする傾向が強くてがっかりすることが多いわけです。Ubisoft は本当におフランスの企業なのかと。R6と違って完全にアメリカ一国の利益のみを優先する GHOST はもっとこう強引で我儘でもいいと思うんですよ。わりとあやふやな理由で師団級連隊級とか艦隊級の軍事行動をぺろんと起こせちゃう国の「秘匿」特殊部隊を扱うゲームを作っているというのに「皮肉大好き」おフランスが何をふにゃふにゃなシナリオを書いているのかと……

……というような恨み節が公式フォーラムでも多数見かけるようになったら「ああ、また原理主義の季節がやってきたんだなぁ」とほっこりした気持ちになるのです。

次はR6関連。R6 Quarantine はGRBの大コケを受けて一度延期されていたんですが、昨年10月末に更なる延期が決まっていよいよこれはもうお蔵入りするんじゃね? という空気が私の中で濃厚になってきていたりします。

R6 Siege の前身 R6 Patriots/R6P の時もそうでしたが、一時の盛り上がりでぶち上げた企画にはそれが成立できる「旬」ってのがあると思うんです。遥か昔R6Sのイベントでやった特殊なゲームモードがえらくウケたんでその勢いで別製品として独立させようとしたのがR6Qと推測していますが、あれからもう何年も経ってコンテンツ的にも技術的にも「旬」を逃がしてしまった。

特に技術の方は家庭用ゲーム機の世代更新前に出して売り抜けたかったんじゃないかなと思いますがそれにしくじったのは痛い。辛い。R6Pがお蔵入りしたのも PS3 世代から PS4 世代へ移行する前に出せずに陳腐化したあたりでしょうから、R6Qも相当追い詰められているような気がしないでもない。とくにR6Qは発表時の動画を見た感じでは「感染と検疫」ネタで「それ」を「直接的に銃火器で」もって解決しようという、考えようによっては「今一番やっちゃいけないコンセプト」でしょうから、もう無理じゃないかなぁ。

しかしまぁ、あれだ、R6略称シリーズで「P」「Q」とやらかしたので「R」もやらかしてくれると実に美しい流れができるんですがどうなるんでしょうww

年末年始にこの投稿のために Ground Branch/GBを久しぶりに起動してみたんですが、うん、始めるとおもしろい。

City で脅威 10人設定のテロリストハントを始めたんですが、撃ち殺される度にあーでもないこーでもないと装備を弄ってシューティングレンジで試射して「よしこれで勝つる」と最初の曲がり角から一歩出た瞬間に後頭部を撃ち抜かれるお約束は凄く懐かしいww

そのおかげでいくつか分かったことも。例えばADS状態を続けているとプルプルと腕が震えてきて照準がぶれ始めるんです。だから時々銃を降ろして腕を休ませる必要があるんですね。これは面白い仕掛けだと思いました。

最後に遊んだ時からあちこち細々と手は入っているようですがやっぱりちょっと惜しいというか。前にも書いた気がしますがやはり「悔しい感じの演出/煽り」が足りないなぁと。できれば最後にどこから撃たれたかの「答え合わせ」が欲しい。「答え合わせ」には「わかってたのに見落としたろ? この間抜けめ」という自発の煽りがもれなく付いてきてそれだけで遊戯としての格が一つ上がると思うんですよね。今のままだと「どこを修正すればこの遊戯の次の段階に進めるのか?」って流れがあまりに細くて「手ごたえ」がぼやけてしまう。実に惜しい。

とはいえ現状でも十分に面白いし、あの日、某 Takedown が目指した地点には既に到達して次の地点に踏み出しているのは少し遊んだだけでわかります。というか、あの某ゲームがハードコアに踏み抜いていった地雷原をほぼすべて華麗に回避しているあたりかなり某ゲームを研究/分析したんだろうなと。あとは少しだけ、本当に少しだけ開発のペースを上げてくれればなと思うのであります。

そんなわけで今年もよろしくお願いします。

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