KOTY クソゲーオブザイヤーというその年一番の心揺さぶり愛憎渦巻くクソゲーを選定する集合があるのですが、なんとこの KOTY に僕らの私たちの TAKEDOWN ページが登場いたしました。記事から察するに対象は XBOX 版のようであります。何といいましょうか、クリス某には心からお祝い申し上げたいと思います。
思い返しますと XBLA 登場初週から TAKEDOWN: RED SABRE はダウンロード数上位にランクインしている時期がありまして、これはつまり「そのうち何パーセントかは定価で TAKEDOWN をお買い上げになっている」ということになるのかなとちょっとワクワクしていたわけです。その荒ぶる数パーセントのご意見ご感想を持ちましてこうして見事 KOTY 候補として載ったからには是非とも大賞を狙っていただきたいと思うのであります。
また、この KOTY の影響でそんなに凄いクソゲーなのかと興味を示される方が多数出てくるかと思いますが、その KOTY 特需でまた XBLA のランキング上位に名を連ねたりすると善意の第三者による二次災害を起こしかねないので、TAKEDOWN のみまもりを心がける当サイトといたしましては甚だ遺憾ではありますが注意喚起だけはしておこうと思うのです。
―― ながらく R6/GR を眺めてきました私が老婆心ながらご忠告申し上げますと、是非とも体験版を試して、一通り即死して、コントローラーを置いて、お茶やコーヒーを一口飲んで大きく深呼吸して、これまでの人生で一番楽しかったことや辛かった事なんかを思い出して、それと比べて TAKEDOWN はありだろうかということをもう一人の自分に問いただしてからお買い上げいただきたいと思う次第であります ――
また保護者の皆様におかれましては、お子様が一度に自由に出来る金額を 1,300 円程度になるよう介入・制限できるような体制作りを心がけていただきたいと思います。
一方でもしかして XBOX はシニア世代のあまりゲーム慣れしていないおじいさんやおばあさんが多いのかしらとか本気で心配になってきます。お孫さんの前でいい格好をしようと「よーしじいちゃんが屋内探査のコツを教えちゃうぞ~」とかいいながらたまたまランキング上位にある TAKEDOWN を買ってしまったりしてないだろうかと。そしてその中から「マジかよ、ク○箱売ってくる」とか箱のネガキャンを始める団塊ゲハ戦士が生まれてきたりはしないだろうかとワクワクしてしまうのです。
ちなみに Kickstarter のコメント欄には今も執拗にクリス某に迫る紳士達がお集まりなのですが、その中には XBOX 進出をお祝いするメッセージと共に「さぁ、次は PS3 だな」とかおっしゃっている気の毒な方もおられまして、いやまぁ、いまさら PS3 で出しても「ふーん。」で終わってしまいそうな気もするので、ここは是非、コンテンツ不足で狂い死にしそうな PS4 オーナーの前に颯爽と TAKEDOWN で舞い降りて食いついてきた無垢な PS4 オーナーを一気に沸点まで持っていくという燃料気化爆弾による焦土化を実行して欲しいと思うのですがいかがでしょう。
久々にアニメネタを。
まずはマクロス。なにやら新作が来るらしいのですが、次の歌とその歌い手の設定とか可変戦闘機はどうなるのか楽しみであります。あとこれまでの傾向として過去作の設定はだいたい引き継ぐ感じですので、それはつまりFで整理された時間と空間を越えちゃう要素「フォールドクォーツ」が活きてくるとなると、もしかしてはるか昔に行方知れずになったメガロードに追いついちゃったりとかそういう展開もありかなとか思ったりもするんですがどうなるんでしょう。
ちなみにFの可変戦闘機はファイター形態のコックピットからボディへ到るラインは美しいの一言なんですが、一方でどうも線が細すぎて最後まで好きになれませんでした。0(ゼロ)の時もそうでしたが戦闘機の段階で軽い違和感を覚えちゃうとなかなか作品にのめり込めないと言いましょうか、バトロイド形態になっても全然興奮しないというか「ふ~ん」で終わっちゃうことも。今思えば、この辺のさじ加減がマクロス独特の難しさなんだなぁと。
それはさておき巷では今期アニメが次々と最終回を迎えていますが、個人的に今期アニメの推しは「スペース☆ダンディ」ではないかと思います。まずはなんといってもOPが岡村靖幸というだけでかなりポイントが高いんですが、アニメの内容も毎回ぶっ飛んでいて毎週録画を見るのが楽しみな一本でありました。ヘポタイアーッ!
他にも面白かった冬アニメは幾つかあるんですが、最初の勢いが維持できずに惜しい部分があったりして、その点スペース☆ダンディは前後のお話のつながりが一切ない分、話の落ちをどうつけるつもりなのか毎回ハラハラさせられるわけです。で、話によっては「へっ?」と思う暇も無くやくしまるえつこの独特なEDに突入して煙に巻いてトンズラこく一連の流れは見事の一言だと思います。
《おまけ》OMEGA7 の第四巻が3月28日に出るっすよ!
お家芸のHMD畑を新興の Oculus Rift が我が物顔で徘徊するのがよほど気に食わなかったのでありましょう ―― SONY といいましょうか SCE が VR 用のHMDを発表してその筋が賑やかになっているらしいんですが、いろいろ記事を読んだ印象では本当にただの Oculus Rift 対抗用というか、畑荒らしを止めるため仕方なく出しましたみたいな臭いがしなくもないです。もう少し練り上げてから発表してもよかったんじゃないのかなと。
さて、VR なHMDに対応しそうなゲームといいますと GROUND BRANCH があるわけですが、そのGBの最新の動画をご覧頂きましょう。
話の流れ的に上の動画には Oculus Rift 用の出力版もあったりするんですがそっちは観てもぜ~~んぜん面白くないのであえて通常版を貼っております(というかあの動画はなんとなく注視点と狙点が連動して動いてるように見えるんですが、あれでホントに VR 対応してるのかな? とちょっと不思議な感じです)。
動画は拳銃を構えての KillHouse タイムアタックに興じている様子をそのまま出力したものと思われますが、GBが提唱しているNORG的にこれはどうよ?という突っ込みどころが幾つかありそうな気もしますが、作りかけの試作段階ですので今回は一つだけ書かせていただきます。やはりタイムアタックを終えてコースから出たらどう考えても締めは「腕時計を見てタイムを確認する」なんじゃないかと思うんですがどうでしょう。壁にタイムが浮かび上がるとかどういう不思議時空なのかと小一時間。
あと私はよく知らないんですが今でも屋内の拳銃は腕を伸ばすアソセレスな雰囲気で流すのが一般的なんでしょうか。一時期拳銃を胸元に引き付けて構えるスタイルが流行ったように覚えているんですが、GBでは(少なくとも今回の動画では)そういうスタンスは使っていないようであります。
なんにしてもGBはまだまだこれからのタイトルでありますのでのんびりと成長する様を眺めていきましょう。
探せ、押し付けろ! 穢れを知らずに生きてる奴等が許せない ―― 今、Steam アカウントを持っていながら Takedown: Red Sabre を持っていない不届き者を狩り出すハードコアなやり取りが Steam コミュニティで大流行らしいです。
発端は Takedown がセールスで 90%OFF の $1.49 という出血を通り越して失血価格で売りに出された事でありまして、その割引率につられて買ってしまった純朴な Steam ユーザはもれなく「起動し ―― 衝撃を受け ―― 怒り ―― メタスコアを思い出し ―― 価格を考え ―― ため息をついて ―― 終了し ―― インベントリを見て ―― 困惑する」というフルコンボを喰らって動揺し「この僅か数分間に起きたただならぬ体験を世界中の人々と共有しなければ」とオマケで付いてきた Takedown を他の Steam ユーザになすり付けてまわるという淫行的事案に発展しているんだとか。
この一連の流れで興味深いのは「買った輩のほとんどは Takedown がどれくらいヤバい代物か解って買っている」ということでありまして、つまりはお化け屋敷と同じ怖いもの見たさ/恐怖刺激として Takedown の開発に及んでいるということであります。これは見ようによっては Takedown が「しっかり娯楽を供している」とも取れなくもないのであります。
また、時折見かける「4個セット買ったら、いつの間にか残り7本に増えていた」系の怪談はお化け屋敷要素だけでなく、なんといいましょうか次々と降りかかる難題を華麗に捌くテトリス的落ち物ブロックパズル的な要素を備えていて凄くハイブローで楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか。
ちなみにこのセールスと同時にパッチ&無料DLCがリリースされおりましてそのお祭り効果でしょう、Takedown の同時アクティブなプレイヤー数が470を超える事態となっております。これは昨年9月の初回リリース時に1,071人を記録して以降、ながらく全世界で20人前後と低迷していたプレイヤー数がここに来て一気に20倍以上に膨れ上がるという快挙、まさに歴史的数値的黄金期を迎えており、「とりあえず起動させる」という目標ならば見事達成されたと判断してよいのではないかと思われます。
尚、今回の Steam 祭りで少し影が薄くなっていますが、Takedown はついに家庭用ゲーム機に進出するようでありまして、日本国内向けな XBOX LIVE にも専用ページが出来ていたりします(日本で出るかどうかは謎ですが)。そのページの左下には「今すぐ手に入れて遊んでみましょう」と虚ろな笑みを浮かべる人物画が貼ってあったりして、こう……ワクワクが止まらないんですがどうしましょう。発売は海外で2月21日あたりということで、ソチでフィギュアスケート女子が凄まじいキャットファイトを繰り広げているころであります。
昨年9月に発売され八つのパッチを経ていつの間にかこれだけの「娯楽」を供することが出来るようになった Takedown はようやくいろ~~~~んな意味でスタートラインに立てたのではないかと思われます。
Ground Branch は Kickstarter 再戦を回避し Early Access でじっくりと醸成する方向になるらしいです。私の心眼による助兵衛な過剰要約では「Kickstarter 向けの宣伝用素材を準備しててふと思ったんだけど、コレ、もう少し手を加えたら普通に遊べるデモ版になる気がしてきたんで Kickstarter やめて Early Access で例のアレとの違いを醸したいです」って読めるんですけどどうなんでしょう。
ここでいう Early Access というのは開発中のゲーム等を購入して中途のバージョンを遊びながら次第に出来上がっていく過程を愛でるという粘着属性を取り込んだ資金調達の一つのカタチでありまして、規模の小さな開発会社などいわゆるインディーズ系を掘り起こす手段として最近脚光を浴びているんだとかなんだとか。
特に身近なところでは Steam の同制度がありまして、これは去年設けられたばかりの非常に若い制度であります。Steam のページなど拝見いたしますにその特徴はどうやら「設定金額によっては不発に終わるかもしれない不確かな Kickstarter よりも柔軟な資金調達ができそうなところ」とか「それなりに質の整ったフィードバックがもらえそうなところ」ではないかと思われます。ただ必ずしもインディーズ限定というわけでもなさそうで、例えばネット上では GHOST RECON ONLINE が近々 Early Access に登場するらしいともっぱらの噂であります。
一度 Kickstarter に失敗している Ground Branch 開発元 BlackFoot Studios としては Early Access の方が Ground Branch の育成牧場としてふさわしいと判断したのかもしれません。そりゃまぁもしも二度目の Kickstarter にしくじったりしたら「母ちゃんオレもうだめかもしんない」という恐怖心も付きまとおうってもんであります。
もちろんこの背景には皆さんご存知 Takedown: Red Sabre の惨劇も絡んでいると思われまして、だいたい同じような時期に Kickstarter に挑んだ盟友が辿った一連の過程を冷静に分析しての判断も強く働いているのでありましょう。
フィードバックに関しても Early Access 購入者の99.99%がガチガチのR6/GR原理主義者になるであろうことは容易に想像できますので、なんといいましょうか過去の栄耀栄華に囚われた亡霊相手に琵琶を奏でて荒稼ぎした某法師を参考にしっかりと儲けて欲しいと思います。たぶん大半の亡霊の皆さんは「あなうらめし」とさめざめと泣きぬれたり「○○かなわぬ××こそ屎」とかうめき声を上げてくるかと思われますがそういう質の整ったご意見ご感想はきっちり無視してNORG(⇒素敵訳)の実現に邁進して欲しいと思います。
ちなみに件の法師は最後トンズラこく時にうっかりお経を書き忘れた部位を亡霊にきっちり回収されてましたが、BlackFoot Studios 的には全身ギリースーツで穴という穴に枝や木の葉をつめて擬態しながら亡者の群れを調伏して欲しいと思います。自縛霊vs.潜伏中のギリースーツ隊員 ―― 見ようによっては超スローモーのパントマイムな人と番犬の勝負みたいな感じで凄く尺の長い戦いになりそうな気もしますが、中級以上の原理主義者ともなりますと10年ぐらい待たされても全然平気な極めつけの変態が揃ってますので慌てず急いで正確に進めて欲しいと思います……ハッ! Fast is slow, slow is fast ってBFSへの遺言だったのか!(違っ