Takedown みまもり・あんしん・あんぜん情報

DATE: 2014-02-09CATEGORY:GAMETAG:

探せ、押し付けろ! 穢れを知らずに生きてる奴等が許せない ―― 今、Steam アカウントを持っていながら Takedown: Red Sabre を持っていない不届き者を狩り出すハードコアなやり取りが Steam コミュニティで大流行らしいです。

発端は Takedown がセールスで 90%OFF の $1.49 という出血を通り越して失血価格で売りに出された事でありまして、その割引率につられて買ってしまった純朴な Steam ユーザはもれなく「起動し ―― 衝撃を受け ―― 怒り ―― メタスコアを思い出し ―― 価格を考え ―― ため息をついて ―― 終了し ―― インベントリを見て ―― 困惑する」というフルコンボを喰らって動揺し「この僅か数分間に起きたただならぬ体験を世界中の人々と共有しなければ」とオマケで付いてきた Takedown を他の Steam ユーザになすり付けてまわるという淫行的事案に発展しているんだとか。

この一連の流れで興味深いのは「買った輩のほとんどは Takedown がどれくらいヤバい代物か解って買っている」ということでありまして、つまりはお化け屋敷と同じ怖いもの見たさ/恐怖刺激として Takedown の開発に及んでいるということであります。これは見ようによっては Takedown が「しっかり娯楽を供している」とも取れなくもないのであります。

また、時折見かける「4個セット買ったら、いつの間にか残り7本に増えていた」系の怪談はお化け屋敷要素だけでなく、なんといいましょうか次々と降りかかる難題を華麗に捌くテトリス的落ち物ブロックパズル的な要素を備えていて凄くハイブローで楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか。

ちなみにこのセールスと同時にパッチ&無料DLCがリリースされおりましてそのお祭り効果でしょう、Takedown の同時アクティブなプレイヤー数が470を超える事態となっております。これは昨年9月の初回リリース時に1,071人を記録して以降、ながらく全世界で20人前後と低迷していたプレイヤー数がここに来て一気に20倍以上に膨れ上がるという快挙、まさに歴史的数値的黄金期を迎えており、「とりあえず起動させる」という目標ならば見事達成されたと判断してよいのではないかと思われます。

尚、今回の Steam 祭りで少し影が薄くなっていますが、Takedown はついに家庭用ゲーム機に進出するようでありまして、日本国内向けな XBOX LIVE にも専用ページが出来ていたりします(日本で出るかどうかは謎ですが)。そのページの左下には「今すぐ手に入れて遊んでみましょう」と虚ろな笑みを浮かべる人物画が貼ってあったりして、こう……ワクワクが止まらないんですがどうしましょう。発売は海外で2月21日あたりということで、ソチでフィギュアスケート女子が凄まじいキャットファイトを繰り広げているころであります。

昨年9月に発売され八つのパッチを経ていつの間にかこれだけの「娯楽」を供することが出来るようになった Takedown はようやくいろ~~~~んな意味でスタートラインに立てたのではないかと思われます。

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Ground Branch は Kickstarter 再戦を回避

DATE: 2014-02-01CATEGORY:GAMETAG:

Ground Branch は Kickstarter 再戦を回避し Early Access でじっくりと醸成する方向になるらしいです。私の心眼による助兵衛な過剰要約では「Kickstarter 向けの宣伝用素材を準備しててふと思ったんだけど、コレ、もう少し手を加えたら普通に遊べるデモ版になる気がしてきたんで Kickstarter やめて Early Access で例のアレとの違いを醸したいです」って読めるんですけどどうなんでしょう。

ここでいう Early Access というのは開発中のゲーム等を購入して中途のバージョンを遊びながら次第に出来上がっていく過程を愛でるという粘着属性を取り込んだ資金調達の一つのカタチでありまして、規模の小さな開発会社などいわゆるインディーズ系を掘り起こす手段として最近脚光を浴びているんだとかなんだとか。

特に身近なところでは Steam の同制度がありまして、これは去年設けられたばかりの非常に若い制度であります。Steam のページなど拝見いたしますにその特徴はどうやら「設定金額によっては不発に終わるかもしれない不確かな Kickstarter よりも柔軟な資金調達ができそうなところ」とか「それなりに質の整ったフィードバックがもらえそうなところ」ではないかと思われます。ただ必ずしもインディーズ限定というわけでもなさそうで、例えばネット上では GHOST RECON ONLINE が近々 Early Access に登場するらしいともっぱらの噂であります。

一度 Kickstarter に失敗している Ground Branch 開発元 BlackFoot Studios としては Early Access の方が Ground Branch の育成牧場としてふさわしいと判断したのかもしれません。そりゃまぁもしも二度目の Kickstarter にしくじったりしたら「母ちゃんオレもうだめかもしんない」という恐怖心も付きまとおうってもんであります。

もちろんこの背景には皆さんご存知 Takedown: Red Sabre の惨劇も絡んでいると思われまして、だいたい同じような時期に Kickstarter に挑んだ盟友が辿った一連の過程を冷静に分析しての判断も強く働いているのでありましょう。

フィードバックに関しても Early Access 購入者の99.99%がガチガチのR6/GR原理主義者になるであろうことは容易に想像できますので、なんといいましょうか過去の栄耀栄華に囚われた亡霊相手に琵琶を奏でて荒稼ぎした某法師を参考にしっかりと儲けて欲しいと思います。たぶん大半の亡霊の皆さんは「あなうらめし」とさめざめと泣きぬれたり「○○かなわぬ××こそ屎」とかうめき声を上げてくるかと思われますがそういう質の整ったご意見ご感想はきっちり無視してNORG(⇒素敵訳)の実現に邁進して欲しいと思います。

ちなみに件の法師は最後トンズラこく時にうっかりお経を書き忘れた部位を亡霊にきっちり回収されてましたが、BlackFoot Studios 的には全身ギリースーツで穴という穴に枝や木の葉をつめて擬態しながら亡者の群れを調伏して欲しいと思います。自縛霊vs.潜伏中のギリースーツ隊員 ―― 見ようによっては超スローモーのパントマイムな人と番犬の勝負みたいな感じで凄く尺の長い戦いになりそうな気もしますが、中級以上の原理主義者ともなりますと10年ぐらい待たされても全然平気な極めつけの変態が揃ってますので慌てず急いで正確に進めて欲しいと思います……ハッ! Fast is slow, slow is fast ってBFSへの遺言だったのか!(違っ

いきなりSteamに展開って訳でもなさそうな感じだったのでちょっと修正……14/2/3

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赤いアノ人「ならば今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ!」ク○ス某「おk」

DATE: 2014-01-03CATEGORY:GAMETAG:,

去年2013年はここ数年の中でも一番動きのある年だったようにも思います。

本家筋のPatriotsは迷走状態、Takedownは予定の完成度に至らない状態でリリースされ大炎上、そしてGroundBranchは資金調達のニュースもないままゲームエンジンをとっかえひっかえしたりして支持者を不安にさせて喜ぶ新たなプレイに走ったりと、いろんな意味で動きのある一年でありました。

今年2014年の一番のネタは対抗馬のPatriotsがアレな以上やはりGroundBranchだろうと予測するのですが、Takedownで得た貴重な経験を基に推測いたしますと今年中に「完成形」で出ることはなさそうな感じがいたします。むしろ今年中に出たりしたらそれこそTakedownのクリス某を上回る炎上芸人としてソーンデッカーさんを私の中の紳士録に収めたいと思います。というかSonedeckerはソーンデッカーでいいんでしょうか。よくわからないのでジョン某で行きましょう(ぉ

ジョン某は皆さんご存知BlackFoot Studiosを興した中の人ですが、どういう経歴の人なのかは公式に載ってたりするんですが ―― それだけだとイマイチどういう人なのか分からない原理主義者向けに、ジョン某をネット検索してみますと……MOD系ニュースサイトにこんな古い記事がありましてそこには……ああ、なんということでしょう!ジョン某とserellanの文字が並んでいるではありませんか!くわばらくわばら ―― とまぁ、こんな感じでお仕事でも趣味でもR6にどっぷりの人だったようであります。

BFSに話を戻しますと、冒頭に書きました通りゲームエンジンがUnrealEngine3からUnrealEngine4に変わったというのがもっぱらのニュースなのでありますが、さすがにこのニュースを聞いて一部の支持者 ―― 彼らはTakedownの惨劇を目の当たりにし「ゲーム製作は山師以上にうさんくさい仕事」という素敵な知恵をつけ原理主義者として一つ上のステージに進んでいた ―― から不安の声が上がったのか、その知性の発育ぶりに慌てたBFSがすぐに「やるよ、僕やるよ、ほんとだよ」的なエントリーを出したりしていて凄く微笑ましい展開となっています。

ただこのゲームエンジンの変更はウチとしてはわりとどうでもいい話でありまして、それより面白そうな話はGroundBranchのサイトではなくBlackFoot Studiosの企業なサイトのニュース記事の方でありまして、こちらに掲載されている KillHouse Games, lnc. とのいちゃいちゃな記事であります。

KillHouse Games, lnc. というのはごく最近 DoorKickers というシム的な ―― R6でいうところのプランニング部分だけで構成された ―― タイトルを作っているところでありまして、BFSがここと一緒に何かを企むという事は、GroundBranchにも似たような要素が入ってくるのかしらん?などと邪推してしまうわけです。

実を言いますと私も趣味のFlashでいろいろ作ったりしているわけですが、その中にこれと同じようなコンセプトのものがあったようななかったような。この手のシステムは経路探索とその経路ごとの重みをテキトーにコントロールするだけでいいんで、エンジン部分だけなら実は結構簡単に作れたりするわけです。

ただ問題点が一つあり、階層の違う脅威とのやり取りを表現するのが2D限定では非常に難しいという欠点がありまして、吹き抜けや二階からの撃ち下ろし等々、突入モノで結構重要な要素である「建物に取り付くまでの緊張感」を演出するのが難しいのであります。DoorKickersがどういう風にその問題を克服しているのか知りませんが、GroundBranchは徹底したリアリズムを追及する路線でありますので、果たして KillHouse Games, lnc のエキスをどうGroundBranchに取り込むのか、そこが非常に気になるところであります。

でもその前にBFSは資金調達の話をどうにかしないといけないはずなんですが、わりとのんびりした雰囲気がしているあたり、もしかしてアメリカ陸軍あたりからいろいろと遠まわしにあんなものやこんなものやいやんいやんな感じであはんあはんしてるのかなとか疑ってしまうわけです。

というか、その身を犠牲にして原理主義者に知恵を授けたSerellanは本当にいい仕事をしたなと心から思う2014年の最初のエントリーなのであります。

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ブルズアイ無視して原点目指すYO

DATE: 2013-12-18CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

実は Rainbow 6: Patriots が内部炎上してにっちもさっちも行かなくなっているらしいという噂がちらほら。こういう噂で Takedown のクリス某が高笑いをしながら息を吹き返すのではないかとちょっとだけ期待しましたがどうなんでしょう。

というか Patriots は初代の戦略性やステルス性を強く意識しているというふれこみだったんですが、その後に配信されたあの PV といいましょうか IV といいましょうかワイフが腰をくねらせながらケーキを運んでくる時点でこいつはやべぇと思いましたが、果たして「原点回帰という方向性に力尽き折れた」のか「思ったほど原点回帰できずに炎上」したのかその辺の理由が凄く気になります。

実を言いますと、私の中では Takedown の尽力もあって「原点回帰」という言葉が「ストラテジ」「タクティクス」に次ぐ三大負けワードとして確固たる地位を築き始めていたりするわけですが、今後「原点回帰」を謳うタイトルはきちんと「原点とは~」という解説をつけて株主向けに解説文書を発表して欲しいと思います。そうしないとTakedownのような「コーヒー入り清涼飲料」のお祭り会場で「コーヒー飲料」が「お前らに炒りの違いを教えてやるぜケケケ」とか奇声を上げて「コーヒー」に大笑いされる悲劇がまたぞろ繰り返されそうな気がしてワクワクしてしまうのです。

とにかく Patriots は腐っても本家筋でありますので、一方的にライバル視して因縁つけてくる Takedown とは格が違うところを是非みせて欲しいと思います。そしてできれば格の違いの醸し方が我々原理主義者の想像の遥か斜め上を行くものでありますように。

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NOW I HAVE TWO SABRES, HO-HO-HO !(白目

DATE: 2013-12-14CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

というわけで TAKEDOWN: RED SABRE を買ってしまいました。TAKEDOWN だけではありません。RAVEN SHIELD から LOCKDOWN、VEGAS1、VEGAS2 とまとめてオータムセールで開発してしまいました。総額\2,800。恐るべしSteam。

というのも TAKEDOWN を正しく理解するためには素通りしてしまった直近のR6ぐらいは遊んでおかないとなという気がしまして。只今、TAKEDOWN と VEGAS1 を同時進行で遊んでおります。VEGAS の方はできれば 2 の Story まで遊んでみる予定です。んでもって、TAKEDOWN と VEGAS の方向性みたいなものを比較しながら「特殊部隊ゲーっていろいろ難しいよね!」っぽい記事を書いてみようかなとか考えております。いつの事になるか分かりませんが。

で、第一印象はといいますと、TAKEDOWN は凄く中途半端な感じで一方の VEGAS はいろいろと物申したい気持ちを抱くもののとてもよく練られている、といったところでしょうか。

TAKEDOWN は良くも悪くもRVSの焼き直しということになるんですが、実を言いますと私の中ではRVS自体が割と微妙な位置付けでして。

そもそもR6特殊部隊という通常ではない異質な存在をどうやってゲーム内に表現しようかという試みをその核としており、RSシリーズは特殊部隊をシムの面とアクションの面の両極からアプローチして一つのパッケージに落とし込んだ神懸り的なタイトルだったわけです。

RVSはそのRSをアクション寄りに微調整しようとして、うっかり「特殊部隊を表現するための試み」という部分を削ぎ落としてしまったドジっ子の印象があるわけです。TAKEDOWN はそのRVSをさらに微調整にしくじった感が漂う感じでなんとも微妙なのです。TAKEDOWN は一体何をハードコアに表現したかったのか。

一方の VEGAS は「特殊部隊を表現するための試み」という部分をゴッコ的に突き詰めそれにそぐわない面倒臭そうな部分はシム要素であれアクション要素であれバッサリ切り落とした、別の意味で見事なR6の後継作という感じです。なんといいましょうか清々しさを感じます。もちろん原理主義者として言いたい事はいろいろあるわけですが。

とまぁ、ここまでが第一印象なんですが、う~む、TAKEDOWN 旗色悪し。

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