赤いアノ人「ならば今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ!」ク○ス某「おk」

DATE: 2014-01-03CATEGORY:GAMETAG:,

去年2013年はここ数年の中でも一番動きのある年だったようにも思います。

本家筋のPatriotsは迷走状態、Takedownは予定の完成度に至らない状態でリリースされ大炎上、そしてGroundBranchは資金調達のニュースもないままゲームエンジンをとっかえひっかえしたりして支持者を不安にさせて喜ぶ新たなプレイに走ったりと、いろんな意味で動きのある一年でありました。

今年2014年の一番のネタは対抗馬のPatriotsがアレな以上やはりGroundBranchだろうと予測するのですが、Takedownで得た貴重な経験を基に推測いたしますと今年中に「完成形」で出ることはなさそうな感じがいたします。むしろ今年中に出たりしたらそれこそTakedownのクリス某を上回る炎上芸人としてソーンデッカーさんを私の中の紳士録に収めたいと思います。というかSonedeckerはソーンデッカーでいいんでしょうか。よくわからないのでジョン某で行きましょう(ぉ

ジョン某は皆さんご存知BlackFoot Studiosを興した中の人ですが、どういう経歴の人なのかは公式に載ってたりするんですが ―― それだけだとイマイチどういう人なのか分からない原理主義者向けに、ジョン某をネット検索してみますと……MOD系ニュースサイトにこんな古い記事がありましてそこには……ああ、なんということでしょう!ジョン某とserellanの文字が並んでいるではありませんか!くわばらくわばら ―― とまぁ、こんな感じでお仕事でも趣味でもR6にどっぷりの人だったようであります。

BFSに話を戻しますと、冒頭に書きました通りゲームエンジンがUnrealEngine3からUnrealEngine4に変わったというのがもっぱらのニュースなのでありますが、さすがにこのニュースを聞いて一部の支持者 ―― 彼らはTakedownの惨劇を目の当たりにし「ゲーム製作は山師以上にうさんくさい仕事」という素敵な知恵をつけ原理主義者として一つ上のステージに進んでいた ―― から不安の声が上がったのか、その知性の発育ぶりに慌てたBFSがすぐに「やるよ、僕やるよ、ほんとだよ」的なエントリーを出したりしていて凄く微笑ましい展開となっています。

ただこのゲームエンジンの変更はウチとしてはわりとどうでもいい話でありまして、それより面白そうな話はGroundBranchのサイトではなくBlackFoot Studiosの企業なサイトのニュース記事の方でありまして、こちらに掲載されている KillHouse Games, lnc. とのいちゃいちゃな記事であります。

KillHouse Games, lnc. というのはごく最近 DoorKickers というシム的な ―― R6でいうところのプランニング部分だけで構成された ―― タイトルを作っているところでありまして、BFSがここと一緒に何かを企むという事は、GroundBranchにも似たような要素が入ってくるのかしらん?などと邪推してしまうわけです。

実を言いますと私も趣味のFlashでいろいろ作ったりしているわけですが、その中にこれと同じようなコンセプトのものがあったようななかったような。この手のシステムは経路探索とその経路ごとの重みをテキトーにコントロールするだけでいいんで、エンジン部分だけなら実は結構簡単に作れたりするわけです。

ただ問題点が一つあり、階層の違う脅威とのやり取りを表現するのが2D限定では非常に難しいという欠点がありまして、吹き抜けや二階からの撃ち下ろし等々、突入モノで結構重要な要素である「建物に取り付くまでの緊張感」を演出するのが難しいのであります。DoorKickersがどういう風にその問題を克服しているのか知りませんが、GroundBranchは徹底したリアリズムを追及する路線でありますので、果たして KillHouse Games, lnc のエキスをどうGroundBranchに取り込むのか、そこが非常に気になるところであります。

でもその前にBFSは資金調達の話をどうにかしないといけないはずなんですが、わりとのんびりした雰囲気がしているあたり、もしかしてアメリカ陸軍あたりからいろいろと遠まわしにあんなものやこんなものやいやんいやんな感じであはんあはんしてるのかなとか疑ってしまうわけです。

というか、その身を犠牲にして原理主義者に知恵を授けたSerellanは本当にいい仕事をしたなと心から思う2014年の最初のエントリーなのであります。

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ブルズアイ無視して原点目指すYO

DATE: 2013-12-18CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

実は Rainbow 6: Patriots が内部炎上してにっちもさっちも行かなくなっているらしいという噂がちらほら。こういう噂で Takedown のクリス某が高笑いをしながら息を吹き返すのではないかとちょっとだけ期待しましたがどうなんでしょう。

というか Patriots は初代の戦略性やステルス性を強く意識しているというふれこみだったんですが、その後に配信されたあの PV といいましょうか IV といいましょうかワイフが腰をくねらせながらケーキを運んでくる時点でこいつはやべぇと思いましたが、果たして「原点回帰という方向性に力尽き折れた」のか「思ったほど原点回帰できずに炎上」したのかその辺の理由が凄く気になります。

実を言いますと、私の中では Takedown の尽力もあって「原点回帰」という言葉が「ストラテジ」「タクティクス」に次ぐ三大負けワードとして確固たる地位を築き始めていたりするわけですが、今後「原点回帰」を謳うタイトルはきちんと「原点とは~」という解説をつけて株主向けに解説文書を発表して欲しいと思います。そうしないとTakedownのような「コーヒー入り清涼飲料」のお祭り会場で「コーヒー飲料」が「お前らに炒りの違いを教えてやるぜケケケ」とか奇声を上げて「コーヒー」に大笑いされる悲劇がまたぞろ繰り返されそうな気がしてワクワクしてしまうのです。

とにかく Patriots は腐っても本家筋でありますので、一方的にライバル視して因縁つけてくる Takedown とは格が違うところを是非みせて欲しいと思います。そしてできれば格の違いの醸し方が我々原理主義者の想像の遥か斜め上を行くものでありますように。

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NOW I HAVE TWO SABRES, HO-HO-HO !(白目

DATE: 2013-12-14CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

というわけで TAKEDOWN: RED SABRE を買ってしまいました。TAKEDOWN だけではありません。RAVEN SHIELD から LOCKDOWN、VEGAS1、VEGAS2 とまとめてオータムセールで開発してしまいました。総額\2,800。恐るべしSteam。

というのも TAKEDOWN を正しく理解するためには素通りしてしまった直近のR6ぐらいは遊んでおかないとなという気がしまして。只今、TAKEDOWN と VEGAS1 を同時進行で遊んでおります。VEGAS の方はできれば 2 の Story まで遊んでみる予定です。んでもって、TAKEDOWN と VEGAS の方向性みたいなものを比較しながら「特殊部隊ゲーっていろいろ難しいよね!」っぽい記事を書いてみようかなとか考えております。いつの事になるか分かりませんが。

で、第一印象はといいますと、TAKEDOWN は凄く中途半端な感じで一方の VEGAS はいろいろと物申したい気持ちを抱くもののとてもよく練られている、といったところでしょうか。

TAKEDOWN は良くも悪くもRVSの焼き直しということになるんですが、実を言いますと私の中ではRVS自体が割と微妙な位置付けでして。

そもそもR6特殊部隊という通常ではない異質な存在をどうやってゲーム内に表現しようかという試みをその核としており、RSシリーズは特殊部隊をシムの面とアクションの面の両極からアプローチして一つのパッケージに落とし込んだ神懸り的なタイトルだったわけです。

RVSはそのRSをアクション寄りに微調整しようとして、うっかり「特殊部隊を表現するための試み」という部分を削ぎ落としてしまったドジっ子の印象があるわけです。TAKEDOWN はそのRVSをさらに微調整にしくじった感が漂う感じでなんとも微妙なのです。TAKEDOWN は一体何をハードコアに表現したかったのか。

一方の VEGAS は「特殊部隊を表現するための試み」という部分をゴッコ的に突き詰めそれにそぐわない面倒臭そうな部分はシム要素であれアクション要素であれバッサリ切り落とした、別の意味で見事なR6の後継作という感じです。なんといいましょうか清々しさを感じます。もちろん原理主義者として言いたい事はいろいろあるわけですが。

とまぁ、ここまでが第一印象なんですが、う~む、TAKEDOWN 旗色悪し。

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お菓子をくれなきゃ、もう一本Takedown贈っちゃうぞ

DATE: 2013-10-19CATEGORY:GAMETAG:

ワシントン州のボセルというところに、凄いゲームを作るからオイラに$200,000投資してよと声を上げたタフガイがいました。少人数のスタッフでスタジオを立ち上げ、2012の4月にKickstarterを成立させ、翌2013年9月20日、R6原理主義者の記憶に深く刻み込まれる一本のゲームを放ちます。その名は ―― Takedown: Red Sabre ―― おお、なんとワイルド。

Takedown はいろいろな意味で興味深い存在です。

例えば「あれで$15もらえるのか、だったら$5ぐらいで俺もなにか!」と調子に乗ってUnityをインストールしてみちゃったりしたお茶目さんが当サイト管理人も含め結構な数いるのではないかと思いますが、そう、一つはゲームの価格や品質・責任といった物へのバランス感覚を見事に覆したこと。よく言えばゲーム製作の精神的ハードルを下げたと、悪くいえばタクティカルシューターにアタリショックを起こそうとしているわけです。

もう一つはゲームの完成予想図とKickstarterの調達金額とを見比べてニヤニヤする楽しみを原理主義者に教えてしまったこと。今思えばKickstarterのあの$200,000はどこから出てきた数字なのか。これまでは天敵Ubiとの宗教戦争で考えたこともなかった「R6/GRを作るのに必要な時間とお金」という要素をTakedownは秋風に乗せて原理主義者に届けてくれたのであります。

ところでご存知でしょうか、なんでもアメリカのゲーム開発者の平均年俸は$84,000前後ということらしいです。私もはじめて知りました。

SerellanがKickstarterで調達したのがだいたい$221,000ですから、平均年俸から逆算すると専門・技術職を年契約で雇うとしてもまぁ3人、凄いブラック企業と揶揄されるのを覚悟で5人ぐらいでしょうか。それだけの人数を一年間投入できる程度の額ということになります。Serellanのサイトによりますと現在スタッフは12人ということですから、$200,000という額が割と中途半端な数字に感じられるのは私だけでしょうか。まぁ、たしかにタクティカルシューターというニッチなジャンルでどれだけのお金を集められるか判らない部分もあって金額も低くなったのかもしれません。

ちなみに一部のスタッフはその経歴をネットで見ることが出来るわけですが、それによりますとKickstarter成立から半年後の2012年の10-11月あたりにSerellanに移籍したようでありまして、年間契約だったらそろそろ更新をどうするか悩む時期だなぁとかついニヤニヤ想像してしまいそうになります。果たしてSerellanに彼らを繋ぎ止めておくだけのおぜぜがあるのかどうかがこの妄想の一番の勘所な訳ですが、どうなんでしょう。妄想をもう一歩イタい方へ進めてみますと、このスタッフを囲い続けるためには何がしかの金策が必要となる訳ですが「もしかしてクリス某、資金切れを回避するためにTakedownが未完成なのを重々承知で更新前の9月末に売りに出しちゃった?出しちゃった?」とかついつい下衆な想像をしてしまうわけです。「うむぅ、秋には金がなくなる」「え!?でもまだFPSの基礎の基礎な部分しか出来てませんよ!」「仕方ない、これより粉飾モードへと突入する。インタビュー形式で動画攻勢をかけつつ、コミュニティは完成度を一切明かさない統制モードに!」……とかなんとか、ああ俺はなんて下衆いのだろう。

12名のスタッフ、平均年俸で3人程度の専門職を1年拘束できる程度の資金調達、この二つだけでも妄想を膨らませるには十分に面白い組み合わせですがここにSerellanが予想していたTakedownの完成像を加えるとさらに面白いことになります。

SerellanのFAQに掲載されるTakedownの完成予想像。完成すれば大概のR6原理主義者が狂喜乱舞するパーフェクトTakedownな内容になっているのですが、これだけのボリュームを12人(というかエンジニアは2人)で、そしてKickstarterのなんとも微妙な金額から予測するに「もしかすると1年程度で完成できそう!」なんて最初に考えた人間は今、FAQに載せたパーフェクトTakedownと実際にリリースされた未完成なTakedownを、そして荒れ狂うforumとをどのように見ているのでしょう。素人目に見ても、原理主義者的視点から見ても「少々見積もりが甘かったのではないか」と小躍りしそうになります。

さらにさらに妄想を進めてみますと、一番の問題はパーフェクトTakedownになるためにあと何年かかるのか?ということと、その期間中スタッフを維持する体力が果たしてSerellanにあるのかという辺りが焦点になるかもしれません。これが天敵Ubiなら他の無数のプロジェクトが補ってくれるのでたいした問題にはならないかもしれませんが、なんといっても今のSerellanにはTakedown以外の進行中のプロジェクトがないわけですから、自力で調達する術はありません。当然、Kickstarterももう無理でしょう。

妄想的起死回生のシナリオとしてはマップとキャンペーンを収めたDLCを販売する方法があります。ただし、これには基となるTakedown本体の出荷本数が十分にあることが重要となります。Takedown本体が何本売れたのか判りませんが、一本$15ですから仮に10,000本売れても$150,000ですからそこからあれやこれやさっぴくとSerellanに入るのはわりと微妙な額になりそうな気もします。Steamのチャートを見るに発売直後のピークでプレイヤー数1,000人程度で、その後のお祭りを考慮に入れるとさすがに20,000本はちょっと厳しい数字かなとか想像してみたりするんですが、どうなんでしょう。こう考えると、Serellanがまだ逃げずにパッチを出し続けていること自体が意外と凄いことなんじゃないかと思えてくる不思議であります。

そういえば今週、Takedown購入者にさらにもう一本Takedownが配られるという*素敵*な出来事があったそうです。当然のことながらSteamのforumは「どうしてこんな酷い仕打ちを受けなきゃいけないんだ」系のわりとほのぼのとしたハロウィンな祭りが起きているんですが、もしかするとこの配布はDLC販売のための布石??とかなんとか妄想しながら各forumを巡るのも、R6原理主義者の週末の過ごし方としては有りなんじゃないかと思います。ちなみに私がSerellanの中の人だったらDLCの効果を上げるためにもう2本ぐらい購入者にTakedownを配ると思います。配布されてしまった人はSteamアカウントを持ちながらTakedownを持っていない不届き者を探し出してしっかりなすり付けて畑を耕し種をまいて欲しいと思います(鬼畜

今後のTakedownの見所としましては、有料の追加データをどのタイミングで、どのぐらいのクオリティで出してくるかをワクワクしながら眺めることでしょうか。どこかで有料コンテンツを出さないとほんとにSerellanは飢え死にしそうな気もするので、しっかり本体を配ってこのぐらいなら買ってみようかという価格設定で有料コンテンツを出しつつ、本体をパーフェクトな状態にまで持っていって欲しいと思います。というか、もうここまできたからにはSerellanはもっと火に油を注ぐべきといいましょうか、もっと盛大に燃料投下して欲しいなとか思ってしまいます。リリース前は用もないのにあれだけ頻繁に動画に出てきたクリス某がリリース後はさっぱり出てこなくなって少し寂しい夜を過ごしている諸兄も少なくないはず。今こそ、クリス某が動画で「Patriotsの腰抜けめ!」とか口から泡を吹きながら斜め上の大演説をするときではないかと思うのですが如何か。

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偉大なゲームオヤジ Tom Clancy 逝く

DATE: 2013-10-03CATEGORY:R6/GR seriesTAG:

RAINBOW SIX シリーズの生みの親、Tom Clancy が66歳という若さで逝く。私の中では偉大な作家……というよりは偉大なゲーム愛好家であります。大のゲーム好きで、ボードゲームの魅力とPCならではのゲームのあり方を見事に融合させ一つのゲームシステムに落とし込んだその先見性・センス・手腕は間違いなく歴史に残るかと。彼の主催するゲームはさぞや面白いハウスルールとそれを理解するゲーム友達とで盛り上がったことでしょう。

多くのR6原理主義者がそうするように、当サイトもまた哀悼の意を表したいと思います。

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