赤いアノ人「ならば今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ!」ク○ス某「おk」
去年2013年はここ数年の中でも一番動きのある年だったようにも思います。
本家筋のPatriotsは迷走状態、Takedownは予定の完成度に至らない状態でリリースされ大炎上、そしてGroundBranchは資金調達のニュースもないままゲームエンジンをとっかえひっかえしたりして支持者を不安にさせて喜ぶ新たなプレイに走ったりと、いろんな意味で動きのある一年でありました。
今年2014年の一番のネタは対抗馬のPatriotsがアレな以上やはりGroundBranchだろうと予測するのですが、Takedownで得た貴重な経験を基に推測いたしますと今年中に「完成形」で出ることはなさそうな感じがいたします。むしろ今年中に出たりしたらそれこそTakedownのクリス某を上回る炎上芸人としてソーンデッカーさんを私の中の紳士録に収めたいと思います。というかSonedeckerはソーンデッカーでいいんでしょうか。よくわからないのでジョン某で行きましょう(ぉ
ジョン某は皆さんご存知BlackFoot Studiosを興した中の人ですが、どういう経歴の人なのかは公式に載ってたりするんですが ―― それだけだとイマイチどういう人なのか分からない原理主義者向けに、ジョン某をネット検索してみますと……MOD系ニュースサイトにこんな古い記事がありましてそこには……ああ、なんということでしょう!ジョン某とserellanの文字が並んでいるではありませんか!くわばらくわばら ―― とまぁ、こんな感じでお仕事でも趣味でもR6にどっぷりの人だったようであります。
BFSに話を戻しますと、冒頭に書きました通りゲームエンジンがUnrealEngine3からUnrealEngine4に変わったというのがもっぱらのニュースなのでありますが、さすがにこのニュースを聞いて一部の支持者 ―― 彼らはTakedownの惨劇を目の当たりにし「ゲーム製作は山師以上にうさんくさい仕事」という素敵な知恵をつけ原理主義者として一つ上のステージに進んでいた ―― から不安の声が上がったのか、その知性の発育ぶりに慌てたBFSがすぐに「やるよ、僕やるよ、ほんとだよ」的なエントリーを出したりしていて凄く微笑ましい展開となっています。
ただこのゲームエンジンの変更はウチとしてはわりとどうでもいい話でありまして、それより面白そうな話はGroundBranchのサイトではなくBlackFoot Studiosの企業なサイトのニュース記事の方でありまして、こちらに掲載されている KillHouse Games, lnc. とのいちゃいちゃな記事であります。
KillHouse Games, lnc. というのはごく最近 DoorKickers というシム的な ―― R6でいうところのプランニング部分だけで構成された ―― タイトルを作っているところでありまして、BFSがここと一緒に何かを企むという事は、GroundBranchにも似たような要素が入ってくるのかしらん?などと邪推してしまうわけです。
実を言いますと私も趣味のFlashでいろいろ作ったりしているわけですが、その中にこれと同じようなコンセプトのものがあったようななかったような。この手のシステムは経路探索とその経路ごとの重みをテキトーにコントロールするだけでいいんで、エンジン部分だけなら実は結構簡単に作れたりするわけです。
ただ問題点が一つあり、階層の違う脅威とのやり取りを表現するのが2D限定では非常に難しいという欠点がありまして、吹き抜けや二階からの撃ち下ろし等々、突入モノで結構重要な要素である「建物に取り付くまでの緊張感」を演出するのが難しいのであります。DoorKickersがどういう風にその問題を克服しているのか知りませんが、GroundBranchは徹底したリアリズムを追及する路線でありますので、果たして KillHouse Games, lnc のエキスをどうGroundBranchに取り込むのか、そこが非常に気になるところであります。
でもその前にBFSは資金調達の話をどうにかしないといけないはずなんですが、わりとのんびりした雰囲気がしているあたり、もしかしてアメリカ陸軍あたりからいろいろと遠まわしにあんなものやこんなものやいやんいやんな感じであはんあはんしてるのかなとか疑ってしまうわけです。
というか、その身を犠牲にして原理主義者に知恵を授けたSerellanは本当にいい仕事をしたなと心から思う2014年の最初のエントリーなのであります。