閃光、轟音、そして煙の向こうに見えたのは

DATE: 2015-07-16CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:

E3 も終わりゲーム系ニュースサイトの特集/総評記事/動画が出きった今日この頃でありますが、それらをソースに海の向こうのR6原理主義者が SIEGE の公式 forum で「こんなの RAINBOW じゃないやい!ヤダイ!ヤダイ!」と大暴れしておりまして。おかげさまで公式 forum は発売を前にいい感じで荒れておりまして、読み物としてエンタメとして今が一番面白い時期だと思うんです。

曰く、SINGLEPLAY は味方AIなしの LONEWOLF 状態じゃねぇかとか、プランニングどころか細かい装備選択もねぇじゃねぇか、(ウソかホントか)扉がないじゃんとか、果ては偵察用ドローンが放つ怪光線で敵を倒したりHBSで確認して壁越しに撃つだけであっさり KILL する動画の投稿等々、どうにも Ubi が発売前に誘導しておきたかった「奥深い SIEGE、IQ/EQ エリートのための SIEGE、光り輝く栄光の SIEGE」的路線とは違う方向に流れが変わりつつあるようで、こういうのなんていうんでしょう一時期政治方面でバズってた「潮目」って言うんでしょうか、手間隙かけて築いた商品イメージが大崩壊していく一番面白いシーンが公式 forum で絶賛展開中でして、Breaching Charge/BCで吹っ飛ばせるのは壁だけじゃなく実は IP も木っ端微塵でした! 的な落ちがつくというか、いやほんと海の向こうの原理主義者マジパネェっす状態なのです。

もちろんこういう場面では話半分で受け取る心の余裕が必要とされるのは言うまでも無いのですが、正直 Ubi も対応が悪いなぁと思わなくも無いわけで。どんなものを作ろうとR6を扱うからには原理主義者が湧いて暴れだすのは想定内なわけですから forum で主義者の活動を検知したら間髪いれず身柄を拘束するとか小学校の卒業文集を晒すとか工作員を動員して流れをゴキュッと捻じ曲げたりする大技を見せてほしいところであります。そういう意味では大胆に forum 統制モードを導入していた(ような気がしている) TAKEDOWN: RED SABRE のクリス某は一歩先んじていたんだなぁとしみじみ思うのであります。

そんな Team 2, Paddy Connelly もびっくりの自爆系 R6 SIEGE ですが、発売約 3週間前の 9月 24日からは CLOSED BETA が予定されておりまして、これには多数の原理主義者が紛れ込む事ほぼ確定と思われますので 10月の頭辺りに今一度公式 forum が中破炎上すると思われます。自称原理主義者ウォッチャーな私はお酒を用意してニヤニヤしながら事の成り行きを見守ろうと思うのであります。あと、SIEGE 娘の中破画像お願いします!(違

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でもね、原理主義者は思うのです

DATE: 2015-06-17CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:

RAINBOW SIX SIEGE の日本国内での発売日が 2015 年 10 月 15 日に決まっていたようであります。北米での発売日が 2015 年 10 月 13 日でありますから、日付変更線うんぬん込みでまぁ同時発売ということになるんでしょうか。

この投稿の後に発売延期が発表され「今冬」に変更。

これまでのところ SIEGE 関連はマルチプレイの記事ばかりでシングルやキャンペーンの詳細が何一つ流れてこない状態でしたが、現在北米で開かれているゲームイベント E3 2015 にて幾つか SIEGE の情報が公開されたのでまとめて更新しておこうと思います。

動画は Terrorist Hunt いわゆるテロハン(対 AI )を収録したモノらしいんですが、いまひとつなにやってんのかよくわかりません。恐らくキャンペーン内のストーリー進行/演出込みの CO-OP なのかな? という解釈も出来ますが、解釈の仕方によってはこの作戦って開始前のムービーの段階で 5 人目ハンマー役のプレイヤーは毎回吹っ飛ぶの?ww とか心配せずにはいられません。もうちょっとこう、こういう妙な演出込み込みの動画じゃなくて、突入前のブリーフィングやブリーチ前の GO-CODE の発令の具合等、UI を含め実際のプレイがどんな感じになるのか観た瞬間にいろんなことが妄想補完できるようなものを出して欲しかったんですが、どうもその辺の感覚が共有できなかったようであります。この動画で CO-OP の緊張感が伝わったYOとかいってる輩は間違いなく超感覚を宿した新種で、いずれ人類の敵になると思われるのですぐに身柄を拘束して薄い本を没収し HDD の中身を公開したほうがいいと思われます。

この他に今度のシックスは女性になるというネタも E3 で流れてまして、恐らく原理主義者の間で「えー」みたいな声が上がっているかと思います。RAINBOW の SIX といいますと、各国の軍事/諜報機関から実力主義でスカウトしてきた癖の強い連中からそれなりの敬意を勝ち取れる人物で、それに加えて軍暦を持つ政治家/仲介者との強力なパイプを構築できる人物でないと政治/外交/軍事のあらゆるシーンで「ねじこむ」必要のある RAINBOW の活動を支えきれないという役割だったように記憶しているわけですが、この女性は観た感じ「分析官あがり」的な感じで下からの敬意や上へのパイプなどとはほとんど無縁な感じでハラハラしてしまうわけです。え? ジャックライアン? 誰それ。まぁ、個人的には性別自体はどうでもいいんですが、是非ともJCという名前は残して欲しかったなと思ったりするわけです。007 でいうところの Q や M といったコードネームのように初代に敬意を払って、すべての後継者はJCや Ding といったコードネーム化されたものを踏襲して欲しいなと思うような思わないような。

で、ここまで出ている情報から受ける印象を言いますと、やっぱり、派手なドンパチマルチ推しでこっそり侵入してプスプスチキチキとかいうのは無理そうな感じです。なんていうんでしょう? 爆発から始まるラブストーリー? みたいな?(違

いえね、R6 といいますと個人的には突入プランを練ってコーヒー片手にニヤニヤしながら遂行過程を眺める安楽椅子指揮官プレイが真骨頂だと思っていたのです。世界中から集めた精鋭とかいいながら扉を開けた瞬間にバタバタ折り重なるように倒れていく AI 隊員の皆さんに突入の「いろは」を諭すよう念入りにプランを組んでいき、最終的には親玉のアジトを急襲してエンディングは「お手柄!(いつもは微妙な)地元警察が、なんと見事に事件を解決!」みたいな報道で終わるという「汗と涙と時代劇風のクサい演出」がウリのゲームだと思っていたのです。そんでもってときたま、いつまで経っても物覚えの悪い Domingo “Ding” Chavez さんに「婿殿、何度言えばわかるのだ。曲がり角では……こう……(カニカニばっきゅ~ん☆)……これを考える前に実行してもらいたいものだ」とかなんとか言いながらシックス自らやってみせたりするゲームだとばかり思ってたんです。

もちろん、マルチもいいんですよ。頼りない AI 隊員の皆さんとの果てしないイチャイチャでたぎった消化不良の突入魂を人間同士の CO-OP で爆発させるの。これも凄く楽しいんですよ。でもね、これは指揮官プレイからの流れ、延長線上にあると思うんです。指揮官プレイあってのマルチで突入。この流れが大事。

けれど、どうやらこんなことを考えているのは私だけのようで、もうね、どの記事読んでも「しーじはれいんぼーのなにはじぬきたいのいっぽん」みたいな感じで書かれていてなんだかなーという感じなんです。いえ、いいんです。いいんですよ。変なのは私なんです。でもね、原理主義者は思うのです ―― 「れいんぼーがれいんぼーであるために、ほかのとくしゅぶたいげーとはけっていてきにちがうこと」がどこかにすっ飛んでいってはいないかと。

いやもう毎度のことなんで慣れっこといえば慣れっこなんですが、なんでタイトルに「シックス」ってついてるの? ばかなの? しぬの? とかついつい思っちゃうわけなんですが、果たして SIEGE に指揮官プレイはついてくるのか? 詳細が気になりますネ(適当

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GHOST RECON も遂にオープンワールド化

DATE: 2015-06-16CATEGORY:GHOST RECON seriesTAG:

ロサンゼルスで開かれているゲームイベント E3 2015 にて UBI は GHOST RECON: WILDLANDS を発表。PC/PS4/XBOX ONE 向けでソロと最大4人のCO-OPに対応。販売時期未定。

公開された動画は与えられた OBJECTIVE に対する数通りの対応(Long Range / Stealth / Ambush)を紹介する内容に見えますが、この辺の詳細は後追いで発表されるんでしょうか。ドローンや隊員の動作などを見るにシステム的にはGRFSの進化系のようにも見えますが、光学迷彩のようなSFチックなニオイは感じ取れなかったので時代設定/技術設定はほぼ現代基準なのかもしれません。

ということで、GRシリーズまさかのオープンワールド化ですが、そもそも少人数編制での潜入な特殊作戦ネタとオープンワールドは結構相性がいいはずなんです。

というのも ―― 友好国の領空内ギリギリで降下、徒歩で越境、協力者と接触し、怪しい奴の後をつけて施設を特定。その施設の出入り具合を終日眺めて人数/装備等の抵抗強度の目星をつけて襲撃計画を立て、必要な装備/支援を数日かけて搬入/調達。合わせて逃走ルートの下見と足の用意をしていざ実行。成功しようと失敗しようと一目散に逃げる、とにかく逃げる、ひたすら逃げる。ヤリ逃げ専門の特殊部隊は逃げ足が大事。そして協力者との会合地点に時間までにたどり着かないと孤立無援で絶望的な国境越えに挑む ―― という流れが潜入系特殊作戦のネタとしての面白さだと思うんですが、これをやるならオープンワールドの方が絶対に面白いと思うんですよね。ただあまり厳密にやりすぎると Armed Assult 系に巻き込まれちゃうんでほどよくカジュアル側に振るその按配/加減が大切な感じです。う~ん、MOD は絶望的とは思うけどミッションエディタみたいなものは欲しいなぁ。

まだほとんど詳細は出てませんが……く、悔しいけど(?)ちょっと期待しています。

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GROUND BRANCH TECH PREVIEW 出てます

DATE: 2015-05-05CATEGORY:GAMETAG:

GROUND BRANCH の「基礎部分はこんな感じで動くよ」という雰囲気を味わうための Tech-Preview 版が Gumroad 経由で(あなたのお好きな値段で $0 から)買えるようになってます。少し解り難いのですが、公式サイトの上のメニュー欄の STORE からお入りください。ちなみに $0 でもメールアドレスと名前の入力は必須のようです。また STORE ページには TECH-PREVIEW 版の他にも Steam での Early Access の権利つきのものや、さらに幾つかの権利/特典を加えたバージョンが相応の値段で載っていますのでご予算に応じて、さあさあ、どうぞ。

尚、動作環境が Windows 7 以降 となっております。開発に使用していると思われる Visual Studio C++ 2013 の関係でしょうか、Windows Vista 以前の Windows は対象外となっていますので注意が必要です。

内容は 3 つのマップにいくつか昼夜の別をつけた計 5 つのレベルをライフル一丁で歩き回る内容です。

通信とかネット周りはメニューこそありますが(たぶん)ダミー画面と思われます。

動かしてみての第一印象ですが、なにせ「こんな感じかもよ」版ですので当然受ける印象も「……うん、こんな感じなんだろうな」という表現に尽きます。基本的には以前公開された動画(延々とプレイヤー二人で撃ち合いをするアレ)と同じ雰囲気のシングルお散歩プレイ版と思っていいと思います。

そんなわけであまり細々と見ても仕方ないのですが、銃の照準/光学機器まわりはなかなかに手が込んでるなと思います。銃の構えや姿勢などもNORGに沿っていくつか実現しているようですが、実際の発砲までに余計な動作が入るかどうかという違いでまとめることが出来るようです。弾倉交換は普通にキーを押すのと長押しとで交換の仕方が変わるようです(抜いた弾倉を捨てるかどうか??)。

あと、幾つか設定が必要になりますがゲームパッドに対応しています。手持ちの Windows 用の XBOX360 のパッドを繋いでみたのですが、移動に関してはスプリント以外の歩きから早足へのアナログ的な移動が可能なようです。また一時天下を取りかけたHMDOculus-Rift のためでしょうか Free-Look モードもパッドのボタンに割り当てれば、押してる間は銃の向きはそのままで頭(視線)だけ周囲を巡らすということも出来ます。特に光学照準器を覗いてる状態で Free-Look にした時の 照準器の筒内の前後レンズのずれ方なんかは(その表現が正しいかどうかは知りませんが)なかなか新鮮です。

他にもキーバインドの欄を見ると解りますが、FPS/TPSの切り替えやフリーカメラモードなどもあるようです。

う~ん、30 分ほど触ったぐらいですが、そうだなぁ、一つだけ今の版からでも想像のつく問題点を挙げるとするならば、山野でのいきなり進行を制限される「マップの端/境界線」をどうしたものか? 僅かな段差をジャンプ操作で乗り越えるのはどうよ? といったいずれもNORGとの絡みでどう処理すべきかもめそうな部分が気になりました。

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売れるものなら何だって売るよ、なんでもだ

DATE: 2015-04-27CATEGORY:GAMETAG:,

この投稿の翌28日、サービス開始からわずか 4 日目で Steam は Skyrim の MOD 販売を停止したようで。Steam、恐ろしい子!

先日、Steam が Skyrim のMOD販売に踏み切ったわけですが、この動きに Skyrim のみならず各種MODコミュニティに激震が走っておりましてとても興味深いことになっているらしいのです。

ネット上では案の定様々な不満と謎の怒りが大噴出していたりするのですが、個人的には次の点がどうなるか気になっております。

  1. これまで高品質な MOD を無償で配布してきた各 MODDER が有料化に対してどういうスタンスを取るのか。
  2. MOD 同士の相性の悪さが強く存在する Skyrim において、販売された MOD が動かなかった時の責任や義務はどうなるのか?
  3. Skyrim とその MODDING ツール Creation Kit には有償化のための裏付けをする仕組みがなく、MOD の盗作を誰がどうやって判定するのか?

これはR6/GRの頃からの疑問というか MOD をお金の流れに取り込むことでより豊穣を味わう方法の根幹に関わる部分だよなと思うわけです。

毎回書いてますが、MOD の切ない部分は MOD コミュニティがどんなに盛り上がっても開発販売会社にはほとんどおぜぜが落ちてこないあたりな訳ですが、今回、Steam が直球ど真ん中で金を取りにきたのはなんといいましょうか「他の企業には怖くて出来ないことをいきなりやらかす、そこに痺れる!憧れる!」状態といいましょうか、Ubi ですらきっと何度も考えはしたんだろうけどリスク高すぎてあきらめたに違いない部分をさらっとやってのけるその肝の据わり方に感動するわけです。

リスクという意味では特に 3. は他人のデータや部品を無断で取り込んで完全オリジナルですとかいって平気で売りに出すクソ野郎が間違いなく出てくるわけで、それらデータの個々の部品やスクリプトに到るまでの判定を誰がどうやるのか。Apple や Google ですらお手上げ状態のデータの元祖/本舗判定を Steam ができるとは到底思えないわけで、配信される MOD の質が急激に低下するのにさほど時間はかからないであろうことは私ごときにも容易に想像できてしまうわけです。

また、3. のクソ共の跋扈により無償であろうと有償であろうと公開された MOD が問答無用でパクられてストアに売りに出される事態に嫌気がさした MODDER が加速度的にコミュニティから離れていく事態なんかも予想できるわけで、Steam はともかく Bethesda がこの程度のことを予測できないはずは無いわけで何か策があるのかどうかも気になるところです。

過去に素人の私が MOD の有償化で供給側と製作販売会社がともにいい思いをする方法として考えた案に「個々の MOD を販売する」方式ではなく「MOD システム使用料的な何か」として薄く広く吸い上げ基金化して、半年なり一年なりの期間で統計をとって常時 Activate されている人気 MOD へ報奨として分配する方式が責任等を MODDER に振ることなくそれでいて会社側がテキトーに金額をひっこぬけるまぁまぁの方法なんじゃないかなってのがあったんです。Steam なら統計データとか取り放題だろうなとか思ってたんですが、今回のあまりの直球勝負に「クッ、ここにもフラーの戦いの原則が及んでいたか……ぐふっ」と膝つき吐血するのであります。

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