(0000Z)2017年、あけましておめでとうございます。っていつのまにか1月の中盤になってしまいましたが気にしない気にしない。
というわけで昨年 2016年を振り返りますに、やはりリリースからの一年を盛況で迎え引き続き二年目のシーズンパス販売に乗り出した R6 シリーズの SIEGE さんが一番のトピックとなるでしょう。
正直に言いますとシーズンパスって何それおいしいん? という感じなんですが、知人に聞いたところ世間一般では「有料 DLC お買い得まとめパック(ただし中身のモノはまだできてない)」という説明で大体通じちゃうんだとか。すげぇな世間。ただ SIEGE の場合はマップやキャラなど肝心な部分の追加コンテンツはそもそも無料なので無理に買わなくてもいいあたり、そういう凄い世間とはまた少しシーズンパスの意味合いが変わってくる気もします。
昨年2016年11月には日本警察の特殊部隊 SAT を扱った DLC 「OPERATION RED CROW」がリリースされ Hibana さん(女性) Echo さん(男性)のお二人が SIEGE 世界に着任されまして特に日本では盛り上がった瞬間となったのではないかと思うわけです。私もこの日のためにぼっちプレイで貯めに貯めまくったポイントを大解放して Hibana さんのリクルートに成功いたしました。もし新女性隊員が攻撃系でなく防御系に設定されていたら、ぼっちプレイで攻撃系ミッションしかプレイ&クリアする自信のない私は使い道のない隊員にポイントを注ぐこととなり血の涙を流していたかもしれません。ありがとう UBI! そしてごめんよ Echo、ポイントもうないんだ。
SIEGE さんの二年目も発表ではマップとキャラ operator を追加していくようです。今年こそスーパーやコンビニのペットボトルや缶詰の詰まった棚をショットガンで撃ち抜く楽しそうなステージを期待しております。あとシングルの方のテコ入れもしてほしいなと思うんですがこういう声はなかなか拾ってもらえないようで悲しい限りなのであります。
そういえば前から気になっていたんですが、隊員を operators なのか operatives なのか統一してほしいなぁと。一説によるとこの手の話で operative と用いるのは CIA の独特の言い回しらしいんですが RAINBOW はその創設から CIA の強い影響を受けておりますので、よって隊員を operatives というのが初代からの流れなんですが、いつごろからでしょうか operators という表現が R6 公式にもちらほら散見されるようになって現在に至るわけです。もしかすると最近の RAINBOW は CIA の影響抜け落ちちゃってきれいなジャイアン的に解脱しちゃったのかしらんと心配になるのですがどうなんでしょう?
さて、明けて2017年のお話に移りましょう。今年一番の話題はなんといっても GHOST RECON WILDLANDS ではないでしょうか。私の中ではオープンワールド化でもって定番の特殊作戦ネタを輸送機への搭乗から入国→降下→会合→潜伏→色気→監視→調達→色気→襲撃→遁走→越境→色気までをシームレスに体験できるに違いないと妄想に妄想を重ねている期待の一作です(たぶんできません)。
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発売は海外が3月7日、国内が3月9日と決定していて日本語吹き替え版の準備も着々と進行しているという国内記事 が出ていました。
少し気になるのはプレイ動画が未だに E3 の時のものしか出ていないあたりでして、この辺の情報のしぼり具合をどう見たものか。beta テストがそろそろ始まるはずなんでその感想を楽しみに待ちたいと思います。
最後に今年の展望としてハードウェア方面で。昨年の HMD ムーブメントでハードの限界(配線の複雑さ含む)を痛感した者たちによって格安半球ドーム型プロジェクタとその気運が励起されゲーム界隈に浸透してくるのではないかとか。そしてもう後戻りのできない HMD 勢力とこれまでの投資に震えるマルチディスプレイ枚数主義派との間で三つ巴のディスプレイ/デバイス戦争に突入する様は少し離れたところから観ている分にはすごく面白そうです。あたるといいなぁ。
ということで今年もどうぞよろしくお願いします。
OMEGAΩJAPAN さんの Facebook をぼんやり眺めておりましたら、まぁなんという事でしょう、RVS のオンラインサポートが9月23日に終了したとのこと。もう LAN でしかマルチできなくなるんですって。これに伴いRVS 発売以来ずっとゲームサーバーを立て続けてきた OMEGA さんのサーバーもひっそりと幕を閉じた模様。OMEGA_Ken さん長い事ありがとうございました。
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はたしてあのヘリは乗り捨てにされたのか? 少し気になったので調べてみたんです。実はもう一人操縦士がちゃっかり座っていてプレイヤーが降りた後、雷鳴とそして鳴り響く教会の鐘の音とともにケタケタ笑いながら虚空へと飛び去って行くのではないか。だってお値段一機 600 ~ 800 万ドルぐらいするんですよ! 帰巣本能ついてないとぺんたごんのお財布ダメになっちゃう! もしかすると公式フォーラムなんかではとっくに回答が出ていたりするのかもしれませんが、こういうのは調べる過程が面白いということで学習発表会を。ちなみに結論は出ません。
ヘリコプターも含めてたいていの飛行機は操縦士と副操縦士がいるらしいんです。ここまでは私もわかります、高度も何も安定したあたりでコックピット内で突然懐から銃を出したりお互い殴り合ったりするんですよね!(ぇ で、飛行機は左側が機長的な全権をもってる系の操縦士、右側は副操縦士が座るのが通例らしいんです。これもわかります、右側はたいてい若いあんちゃんで序盤で銃撃に巻き込まれて早々にダウンして、左側の香り立つオジサマがうめき声をあげながら操縦桿を握ってて、それを見たスッチーが悲鳴を上げるんですよね!(ぉ
ところが Wikipedia などによりますとヘリコプターの場合はこの席の左右が逆で、右側が責任的にもおちんぎん的にも高い人で左側が副操縦士という事らしいんです。理由は操縦桿を握る手とパネル(殺人的な量のスイッチ類が並んでいる)を探る手の関係から右側がよかろうということらしいです。この結果には左手でティッシュをまさぐる殿方も大満足! ん? ということは最後にヘリを降りる GHOST 隊員は左側ですからやっぱりもう一人火元責任者的に機長が隠れているにちがいありません。それとも彼は左手派なんでしょうか!?(?
面白くなってきたのでもう少し進めてみましょう。前述 Wikipedia のヘリコプター項目にメインローターの回転方向のくだりがありますが、米国製と欧州製でメインローターの回転方向が違うらしいんです。単位とかよく扱う方面からは「またアメリカかよ、いい加減にしろよ」的な罵声が聞こえてきそうですが、同項目の東京消防庁の機種と機材の選定のくだりは実に興味深くあります。要はローターの回転方向でホバリング時の機体の左右傾斜に違いが出るんだそうで。ということは、似たような理由でアメリカ製のヘリは主操縦席はもしかして左側だったりするのかしら? とか心配になってきます。
映画版の Black Hawk Down はどうなってたかなぁ。だれが機長だったか忘れちゃったんですけど、長~~~く映るのはどういうわけか左側の操縦士のような。小説版はどう書いてたっけかなぁ。ちなみにAIRWOLF(素体ベル社)ではマイケルビンセントが右側でドミニクがあっちこっちテキトーに座ってたような印象なんですがどうでしょう。ドミニクええなぁ。ブルーサンダーはどうだっけか、とおもったらブルーサンダーは前後席のタンデム複座でしたね的な。ロイシャイダーやっぱええなぁ。
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まぁ、ハードウェア的には右だろうと左だろうとだいたい同じ機能が提供されているはずなので GHOST 隊員がどっちで操縦しようとどうでもいいといえばどうでもいいんですが。そういえばオスプレイはヘリと同じで右側が機長席なんですって!
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ちなみに E3 時点での動画では操縦士は左側のみで右側は空席のように見えます。でもそれは私のようなアニメゲーム的に薄汚れた心の持ち主なのでそう見えるだけかもしれません。実は右座席には……フヒヒ。
うむむむむ、ついにこういうGR を遊べる時代が来たのかと思うと手の震えが止まりません。いつぞやの動画の営業活動が昼の部から夜の部になっただけの特段変哲のない動画のはずなんですが、夜に瞬く明かりのせいでしょうか、異様に高ぶるものがあります。
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昼の部の動画でも書いたかもしれませんが、このスケールの地区にアプローチからとんずらこくまで一切途切れ無しのシームレスで特殊部隊ごっこできるとか感涙もの であります。
ところで置いていくヘリは私が頂いてもよろしいでしょうか!
少し前に SIEGE の STARTER EDITION 買ったんです。何かレビューめいたものでも書いてみようかと思ったんですが、何が何でもオンラインはやらないマンで、隊員は GSG9 嫁の IQ さんしか解放していない 私ごときに書けることはほとんどないことが祝日丸々ぶっ込んで判明しました事を本日ここにご報告させて頂きm(憤
本当は、「SIEGE が RAINBOW SIX にもたらしたパラダイムシフト」などと称して、ドローンや短絡についてのゲームデザインの妙を(久しぶりに!)褒める文章をだらだらだらだらだらだらだらだらと書いてたんですが、読み返してみると正直うんこ文章だなぁと。ただ、SUICIDE-BOMBER さんの記述は SIEGE のぼっちオフラインで一番面白い部分じゃないかと思うのでなるべく短くシュッとした感じのうんこにして残しておこうと思いました。
いえね、評判こそ悪いんですが SUICIDE-BOMBER さんは SIEGE 世界にあっては本当に傑作なんです。彼によって、RAINBOW の隊員はシリーズ 6作目にして初めて戦闘技術として「後退」することを学ぶ ことになるわけですから。ということで、その辺の記述を以下に抜き出してみました。
対AI 戦で一番の脅威となるのが SUICIDE-BOMBER (正式名不明)だろう。彼は通常の武装に加え非常に高い抗弾能力を持ち、その防御力でもって一気に間合いを詰め、そして自爆する。歴代R6 の脅威としてトップレベルの攻撃性を備えているといっていい。そしてその爆発の威力もさることながら、加えて恐ろしいのは周囲の壁や床を吹き飛ばし遮蔽物を引き剥がしてエリア制圧難度を跳ね上げる、いわゆる場を荒らす要素を備えている ことだ。まさに SIEGE の申し子と言っていい。
SUICIDE-BOMBER の爆弾部分(自爆要素)は背部タンクへの銃撃や一部隊員の電子戦装備によって解除無力化することもできるが、依然、高い防御力を持つ脅威であり続けるため、根本的な解決を図るにはやはり銃撃による頭部への致命的な一撃を狙うしかない。
公式フォーラム等ではこの凶悪過ぎる SUICIDE-BOMBER は案の定あまり評判がよろしくないのであるが、実は彼はドローンと同じく RAINBOW SIX の世界にあらたな概念を持ち込むとても面白い存在なのだ。
SUICIDE-BOMBER を処理するには一定の間合い/スタンドオフ standoff が必要とされる。これまでの伝統的なR6 スタイルのCQB では敵との距離は基本的に詰めるものであったが、今回 SUICIDE-BOMBER の登場により、ゲーム的CQB にスタンドオフの概念が導入されることとなる。
具体的に SUICIDE-BOMBER の処理に必要なスタンドオフは爆発殺傷半径(a)+頭部への十分な銃撃を加えるのに必要な時間相応の距離(b)の合計である。この合計分のスタンドオフをとれない場合は後退しながら距離を稼ぐ必要が出てくる。ただし移動射撃では弾の散り方が大きくなるのでその分(b)の修正距離が余計に必要となるだろう。また(b)の大小長短は射撃を行うプレイヤーの腕と銃器のDPS にも左右される。
従って SUICIDE-BOMBER を処理するには場所を選ぶことになる。なるべく遠間から射線を通すことができ、後退がありうるなら後方のクリアリングと動線が確保できていることが必要だ。
よくあるケースとしてラペリングによる短絡的エントリーで鉢合わせた SUICIDE-BOMBER に窓際で圧殺されるケースが挙げられるが、これはこの前方のスタンドオフ確保と同時に後方の動線確保ができていないことに起因する。そういう意味ではプレイヤーの安易な短絡を妨害するゲームの駒としてとてもよくデザインされた存在といえるだろう。
ホール、駐車場、少しでも長く射線の通る空間で迎え撃つのが基本となるが、一般家屋などの狭く複雑な構造物内ではそのままでは十分なスタンドオフを得られない場合もあるだろう。そういう時こそ SIEGE の売りの一つである壁に穴を開ける要素を利用してほしい。完全に破壊しなくても小さな覗き穴 ―― いわゆる銃眼を開けることで十分ではないが最低限のスタンドオフを確保できる場合があるからだ。
このように非常に強力かつ刺激的な SUICIDE-BOMBER であるが、幸いにも彼は常時、音と光でその存在を強くアピールしてくれている。それは彼からのメッセージであり、彼はこう伝えている ―― 「今からそっちへ行く、場所を選べ」と。
いやぁ、SUICIDE-BOMBER さんは本当によくできた要素だと思うんです。SIEGE のゲームデザインとここまでがっちり噛み合って癒着して一心同体少女隊(懐)してる敵役ってあまり見たことないんです。いやほんとに。個人的には SUICIDE-BOMBER さんだらけのゲームモードってのをちょっと見てみたい気もするんですが、だれか作ってくれないかなぁ。
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