ブルズアイ無視して原点目指すYO

DATE: 2013-12-18CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

実は Rainbow 6: Patriots が内部炎上してにっちもさっちも行かなくなっているらしいという噂がちらほら。こういう噂で Takedown のクリス某が高笑いをしながら息を吹き返すのではないかとちょっとだけ期待しましたがどうなんでしょう。

というか Patriots は初代の戦略性やステルス性を強く意識しているというふれこみだったんですが、その後に配信されたあの PV といいましょうか IV といいましょうかワイフが腰をくねらせながらケーキを運んでくる時点でこいつはやべぇと思いましたが、果たして「原点回帰という方向性に力尽き折れた」のか「思ったほど原点回帰できずに炎上」したのかその辺の理由が凄く気になります。

実を言いますと、私の中では Takedown の尽力もあって「原点回帰」という言葉が「ストラテジ」「タクティクス」に次ぐ三大負けワードとして確固たる地位を築き始めていたりするわけですが、今後「原点回帰」を謳うタイトルはきちんと「原点とは~」という解説をつけて株主向けに解説文書を発表して欲しいと思います。そうしないとTakedownのような「コーヒー入り清涼飲料」のお祭り会場で「コーヒー飲料」が「お前らに炒りの違いを教えてやるぜケケケ」とか奇声を上げて「コーヒー」に大笑いされる悲劇がまたぞろ繰り返されそうな気がしてワクワクしてしまうのです。

とにかく Patriots は腐っても本家筋でありますので、一方的にライバル視して因縁つけてくる Takedown とは格が違うところを是非みせて欲しいと思います。そしてできれば格の違いの醸し方が我々原理主義者の想像の遥か斜め上を行くものでありますように。

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NOW I HAVE TWO SABRES, HO-HO-HO !(白目

DATE: 2013-12-14CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

というわけで TAKEDOWN: RED SABRE を買ってしまいました。TAKEDOWN だけではありません。RAVEN SHIELD から LOCKDOWN、VEGAS1、VEGAS2 とまとめてオータムセールで開発してしまいました。総額\2,800。恐るべしSteam。

というのも TAKEDOWN を正しく理解するためには素通りしてしまった直近のR6ぐらいは遊んでおかないとなという気がしまして。只今、TAKEDOWN と VEGAS1 を同時進行で遊んでおります。VEGAS の方はできれば 2 の Story まで遊んでみる予定です。んでもって、TAKEDOWN と VEGAS の方向性みたいなものを比較しながら「特殊部隊ゲーっていろいろ難しいよね!」っぽい記事を書いてみようかなとか考えております。いつの事になるか分かりませんが。

で、第一印象はといいますと、TAKEDOWN は凄く中途半端な感じで一方の VEGAS はいろいろと物申したい気持ちを抱くもののとてもよく練られている、といったところでしょうか。

TAKEDOWN は良くも悪くもRVSの焼き直しということになるんですが、実を言いますと私の中ではRVS自体が割と微妙な位置付けでして。

そもそもR6特殊部隊という通常ではない異質な存在をどうやってゲーム内に表現しようかという試みをその核としており、RSシリーズは特殊部隊をシムの面とアクションの面の両極からアプローチして一つのパッケージに落とし込んだ神懸り的なタイトルだったわけです。

RVSはそのRSをアクション寄りに微調整しようとして、うっかり「特殊部隊を表現するための試み」という部分を削ぎ落としてしまったドジっ子の印象があるわけです。TAKEDOWN はそのRVSをさらに微調整にしくじった感が漂う感じでなんとも微妙なのです。TAKEDOWN は一体何をハードコアに表現したかったのか。

一方の VEGAS は「特殊部隊を表現するための試み」という部分をゴッコ的に突き詰めそれにそぐわない面倒臭そうな部分はシム要素であれアクション要素であれバッサリ切り落とした、別の意味で見事なR6の後継作という感じです。なんといいましょうか清々しさを感じます。もちろん原理主義者として言いたい事はいろいろあるわけですが。

とまぁ、ここまでが第一印象なんですが、う~む、TAKEDOWN 旗色悪し。

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お菓子をくれなきゃ、もう一本Takedown贈っちゃうぞ

DATE: 2013-10-19CATEGORY:GAMETAG:

ワシントン州のボセルというところに、凄いゲームを作るからオイラに$200,000投資してよと声を上げたタフガイがいました。少人数のスタッフでスタジオを立ち上げ、2012の4月にKickstarterを成立させ、翌2013年9月20日、R6原理主義者の記憶に深く刻み込まれる一本のゲームを放ちます。その名は ―― Takedown: Red Sabre ―― おお、なんとワイルド。

Takedown はいろいろな意味で興味深い存在です。

例えば「あれで$15もらえるのか、だったら$5ぐらいで俺もなにか!」と調子に乗ってUnityをインストールしてみちゃったりしたお茶目さんが当サイト管理人も含め結構な数いるのではないかと思いますが、そう、一つはゲームの価格や品質・責任といった物へのバランス感覚を見事に覆したこと。よく言えばゲーム製作の精神的ハードルを下げたと、悪くいえばタクティカルシューターにアタリショックを起こそうとしているわけです。

もう一つはゲームの完成予想図とKickstarterの調達金額とを見比べてニヤニヤする楽しみを原理主義者に教えてしまったこと。今思えばKickstarterのあの$200,000はどこから出てきた数字なのか。これまでは天敵Ubiとの宗教戦争で考えたこともなかった「R6/GRを作るのに必要な時間とお金」という要素をTakedownは秋風に乗せて原理主義者に届けてくれたのであります。

ところでご存知でしょうか、なんでもアメリカのゲーム開発者の平均年俸は$84,000前後ということらしいです。私もはじめて知りました。

SerellanがKickstarterで調達したのがだいたい$221,000ですから、平均年俸から逆算すると専門・技術職を年契約で雇うとしてもまぁ3人、凄いブラック企業と揶揄されるのを覚悟で5人ぐらいでしょうか。それだけの人数を一年間投入できる程度の額ということになります。Serellanのサイトによりますと現在スタッフは12人ということですから、$200,000という額が割と中途半端な数字に感じられるのは私だけでしょうか。まぁ、たしかにタクティカルシューターというニッチなジャンルでどれだけのお金を集められるか判らない部分もあって金額も低くなったのかもしれません。

ちなみに一部のスタッフはその経歴をネットで見ることが出来るわけですが、それによりますとKickstarter成立から半年後の2012年の10-11月あたりにSerellanに移籍したようでありまして、年間契約だったらそろそろ更新をどうするか悩む時期だなぁとかついニヤニヤ想像してしまいそうになります。果たしてSerellanに彼らを繋ぎ止めておくだけのおぜぜがあるのかどうかがこの妄想の一番の勘所な訳ですが、どうなんでしょう。妄想をもう一歩イタい方へ進めてみますと、このスタッフを囲い続けるためには何がしかの金策が必要となる訳ですが「もしかしてクリス某、資金切れを回避するためにTakedownが未完成なのを重々承知で更新前の9月末に売りに出しちゃった?出しちゃった?」とかついつい下衆な想像をしてしまうわけです。「うむぅ、秋には金がなくなる」「え!?でもまだFPSの基礎の基礎な部分しか出来てませんよ!」「仕方ない、これより粉飾モードへと突入する。インタビュー形式で動画攻勢をかけつつ、コミュニティは完成度を一切明かさない統制モードに!」……とかなんとか、ああ俺はなんて下衆いのだろう。

12名のスタッフ、平均年俸で3人程度の専門職を1年拘束できる程度の資金調達、この二つだけでも妄想を膨らませるには十分に面白い組み合わせですがここにSerellanが予想していたTakedownの完成像を加えるとさらに面白いことになります。

SerellanのFAQに掲載されるTakedownの完成予想像。完成すれば大概のR6原理主義者が狂喜乱舞するパーフェクトTakedownな内容になっているのですが、これだけのボリュームを12人(というかエンジニアは2人)で、そしてKickstarterのなんとも微妙な金額から予測するに「もしかすると1年程度で完成できそう!」なんて最初に考えた人間は今、FAQに載せたパーフェクトTakedownと実際にリリースされた未完成なTakedownを、そして荒れ狂うforumとをどのように見ているのでしょう。素人目に見ても、原理主義者的視点から見ても「少々見積もりが甘かったのではないか」と小躍りしそうになります。

さらにさらに妄想を進めてみますと、一番の問題はパーフェクトTakedownになるためにあと何年かかるのか?ということと、その期間中スタッフを維持する体力が果たしてSerellanにあるのかという辺りが焦点になるかもしれません。これが天敵Ubiなら他の無数のプロジェクトが補ってくれるのでたいした問題にはならないかもしれませんが、なんといっても今のSerellanにはTakedown以外の進行中のプロジェクトがないわけですから、自力で調達する術はありません。当然、Kickstarterももう無理でしょう。

妄想的起死回生のシナリオとしてはマップとキャンペーンを収めたDLCを販売する方法があります。ただし、これには基となるTakedown本体の出荷本数が十分にあることが重要となります。Takedown本体が何本売れたのか判りませんが、一本$15ですから仮に10,000本売れても$150,000ですからそこからあれやこれやさっぴくとSerellanに入るのはわりと微妙な額になりそうな気もします。Steamのチャートを見るに発売直後のピークでプレイヤー数1,000人程度で、その後のお祭りを考慮に入れるとさすがに20,000本はちょっと厳しい数字かなとか想像してみたりするんですが、どうなんでしょう。こう考えると、Serellanがまだ逃げずにパッチを出し続けていること自体が意外と凄いことなんじゃないかと思えてくる不思議であります。

そういえば今週、Takedown購入者にさらにもう一本Takedownが配られるという*素敵*な出来事があったそうです。当然のことながらSteamのforumは「どうしてこんな酷い仕打ちを受けなきゃいけないんだ」系のわりとほのぼのとしたハロウィンな祭りが起きているんですが、もしかするとこの配布はDLC販売のための布石??とかなんとか妄想しながら各forumを巡るのも、R6原理主義者の週末の過ごし方としては有りなんじゃないかと思います。ちなみに私がSerellanの中の人だったらDLCの効果を上げるためにもう2本ぐらい購入者にTakedownを配ると思います。配布されてしまった人はSteamアカウントを持ちながらTakedownを持っていない不届き者を探し出してしっかりなすり付けて畑を耕し種をまいて欲しいと思います(鬼畜

今後のTakedownの見所としましては、有料の追加データをどのタイミングで、どのぐらいのクオリティで出してくるかをワクワクしながら眺めることでしょうか。どこかで有料コンテンツを出さないとほんとにSerellanは飢え死にしそうな気もするので、しっかり本体を配ってこのぐらいなら買ってみようかという価格設定で有料コンテンツを出しつつ、本体をパーフェクトな状態にまで持っていって欲しいと思います。というか、もうここまできたからにはSerellanはもっと火に油を注ぐべきといいましょうか、もっと盛大に燃料投下して欲しいなとか思ってしまいます。リリース前は用もないのにあれだけ頻繁に動画に出てきたクリス某がリリース後はさっぱり出てこなくなって少し寂しい夜を過ごしている諸兄も少なくないはず。今こそ、クリス某が動画で「Patriotsの腰抜けめ!」とか口から泡を吹きながら斜め上の大演説をするときではないかと思うのですが如何か。

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偉大なゲームオヤジ Tom Clancy 逝く

DATE: 2013-10-03CATEGORY:R6/GR seriesTAG:

RAINBOW SIX シリーズの生みの親、Tom Clancy が66歳という若さで逝く。私の中では偉大な作家……というよりは偉大なゲーム愛好家であります。大のゲーム好きで、ボードゲームの魅力とPCならではのゲームのあり方を見事に融合させ一つのゲームシステムに落とし込んだその先見性・センス・手腕は間違いなく歴史に残るかと。彼の主催するゲームはさぞや面白いハウスルールとそれを理解するゲーム友達とで盛り上がったことでしょう。

多くのR6原理主義者がそうするように、当サイトもまた哀悼の意を表したいと思います。

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アツいよねぇTakedown、タクティカルシューターの定義を変えたよねぇ

DATE: 2013-09-22CATEGORY:GAMETAG:,

Takedown は未完成だった ―― これ以上の形容は必要ないほどの見事な未完成品だったようであります。むしろタクティカルシューターではなく初音ミクとかそっち系の競合製品だった(ぇ

これまでにネット上に噴き出た感想をまとめますと「なんとなく装備を選んでるような気がして、それとなく何かと撃ち合ったような気がするんだけど、気がつくとコネクションエラーでゲームが終わってた」という具合なんだそうで。Rogue Spearの頃も「何かと撃ち合った様な気がするんだけど死んでいた」というのは当時の回線状況もあって結構頻発していたんですが、今回の「何かと撃ち合った」というのは敵かプレイヤーか判らない何かと出会いがしらにという意味らしいですので斬新な気がします。まぁ、発売直前でおっさんの顔ばかり映ってる公式動画とか、何一つ明確な数字が出てこない公式文書とかいろいろと予兆はあったので、当サイト的には「期待通りの出来」であったと言ってよさそうな感じです。

そんなわけで、いやぁ、どこから沸いてくるのかもう各forumは罵詈雑言垂れ流しマッスィィンと化したR6原理主義者であふれ返っております。そうだよねぇ、最近、天敵Ubiの動きがあまりなかったし、GRFSはまぁまぁ成功しちゃったりしたもんですから原理主義者のガス抜ききっちりできてなかったですもんねぇ。

ただ今回の祭りはこれまでのR6/GR原理主義者対Ubiの思想信条面での宗教戦争とは違って「ゲーム性がどうこう以前の売り物としてどうよ?」クラスの祭りなので、原理主義者以外にもかたぎのクレーマーさんも混じってたりして、より一層混迷の度合いを深めているようです。

Steam の「話題」欄が恐らくは今一番の主戦場となっている模様であり ―― というのもSerellanの公式のフォーラムがクソ重くて読むのはもちろん表示待ちすることすら勘弁ならない暴徒がSteamに押し寄せておりまして ―― その大半は「なんでこんな未完成ゲームの販売を許可したんだよ、金返せ」という割と紳士的(退屈な)なスレでありまして、原理主義者伝統の「○○は××できたけど、できないTakedownはクソ」系のだいたい読まなくても内容が想像できるいつものアレが大きく離され置いて行かれている状況であります。原理主義者の皆さんにはもっとがんばってほしいところではありますが、さすがに今回のヒドい完成度では伝統芸能を発揮しようにもそもそもゲームが成立しにくいという環境もあって苦戦を強いられているようであります。

また粘着力の強い紳士たちは文字表現だけでなく映像を用いて叩くことも忘れません。現在、SteamのTakedownコミュニティのトップページには倒れた隊員の目玉が飛び出ている(たぶん3Dモデルの倒れたモーションorボーンに目玉部分の頂点が追随するように設定するのをうっかり忘れてる系)スクリーンショットやコネロスの画像などが大量に掲載されており、閲覧する者の母国語に依存することなく「Takedownが如何にヤバイ代物か」を伝えるのに見事成功しているように思われます。この辺は原理主義者にはあまり見られない異質な粘着力を感じる見所ともいえます。

その他にも、場が大いに盛り上がったところで狙い澄ましたようにSerellan LLCからの「それもあれもこれも全部仕様です」系公式見解投稿でTakedownコミュニティのすべてを敵に回す燃料投下が起きたり、その渦中に製作の親玉Christian Allenの「なりすまし」が降臨し騒ぐクレーマーを一人ずつ掴んではフライング土下座と見せかけて頭からバリバリと食べる異常事態となったりしてSteamコミュニティはSerellanとそれを取り巻く人々が一体となって大いに盛り上がっているようです。

ところで、今回のお祭りに関してあまりに流れが速くてR6原理主義者の動きがつかめないとお嘆きの方は観測方法を変えてみるのも手です。

例えば、R6/GR原理主義者は現在幾つかの宗派に分かれているわけですが、その中でもTakedownのライバル、Kickstarterで大敗北を喫してしまったGroundBranch支持派というのがありまして、そういう方たちが今回のTakedownの騒動を要約して逐一GroundBranchのForumに投稿しておりまして、そこではこれに同意する支持派が「HAHAHA、やっぱり俺たちがGroundBranchを選んだのは間違いなかったよな!」みたいな祝杯を挙げているようにも読めるんですが、いやぁ、これって見ようによってはBlackFootStudiosに対する激ハードル上げというか半分脅しだよねみたいな流れも見所の一つとなっております。はい。

また完全なだんまりを決め込んでいるR6:Patriotsですが、「Patriotsはジャックバウアwww」とか煽るだけ煽ってパンチが届く前に自分ですっころんでしまったTakedownに少し安堵してる一方で、果たして「原点回帰を宣言したこの路線はほんとに良かったのかなぁ?」と急に自信を失い始めていたりするんじゃないかと思われます。いやいやアレだけ煽りの効いた「次のR6はこんな感じかもよ」動画を出しておいてPS4のローンチに間に合わなかっただけでも結構気まずい空気が流れてるんですから迷ってる暇は無いかと思われます。というかあの動画からはTakedown以上に「原点回帰」な感じを読み取れなかったんですがどうなるんでしょうか、楽しみです。いひひひ。残念ながらPatriotsのforumではまだこれといったTakedownがらみの原理主義者の動きが現れていない(Takedownのスレッドは立っているのですが8月末で書き込みが途絶えている)ようで、この辺から見てもPatriotsもあまり相手にされてないんだなぁという感じがしないでもないです。

とまぁ、今回は予想の遥か斜め上を行くお祭り騒ぎとなったわけですが、今後のTakedownはどうなるのか?というのがやはり原理主義者予報士を目指す当サイトとしましては気になります。現状判明している問題点でネットワークに関する部分は早い段階でパッチが出るとは思いますが、問題なのはもしかするとChristian Allenはただの炎上芸人だったのかもしれない?という要素でありまして、もしこれが当たってると……う~ん、どうだろうなぁ。Takedownが目指していたはずの方向性は決して間違いではないだけに今後の対応が注目されます。

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