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TAKE DOWN: RED SABRE とは Serellan が製作開発するハードコアタクティカルシュータを指す。Serellan は R6/GR シリーズに携わった Christian Allen が興したゲーム制作会社で、TAKE DOWN: RED SABRE はその最初の作品。本家 R6/GR シリーズが進化の過程でそぎ落としてしまったゲーム体験を再構築すべく製作されたが、高く掲げすぎた理想と出来上がった現物とのあまりの落差に、いわゆる「伝説入り」することとなる。ネット上では質の悪いゲームを語る際の新基準・物差しとして「赤サブレ」の呼称で用いられること多し。当サイト的に先入観なしに評価するならば Raven Shield から戦闘部分だけを抽出し値段相応に小さく小さくまとめたドキドキ建物探訪ゲー。2013年9月20日発売、UnrealEngine3。

負けワードは鳩サブレー

DATE: 2013-06-18CATEGORY:GAMETAG:,

気がつくと6月。むしろ気がつかなければ12月とか2016年とかそういう素敵な時の流れをしていたかもしれないのにうっかり気づいてしまった2013年は6月も中盤であります。

たった半年の間に隕石は落ちるわ北のボンは核実験かますわ円は下がるわ上がるわヤマトはにゅるるんシュポォォンと発進してしまうわだいたいあのOPのインパクトの弱い合唱はだれがGOサインを出したのかとか万年補助席扱いの南部君がスタイリッシュに出世してるじゃねぇかチクショウウラヤマシイとかいろいろ思う半年であります。

そういえば年頭のエントリ2013年の追っかけでどれとは言いませんが発売直後から恐ろしく評判の悪いものを狙い澄ましたように2本もピックアップしてしまった私は違う意味で凄い才能を持っているのではないかと自信が出てきました。私が追うものはわりとコケる。クキキキ。

さて、E3でTAKE DOWNが TAKE DOWN: RED SABRE と名前を整え試遊できる形で展示されていたようで、ネット上あちらこちらにお話が出ているようであります。かくいう私もOMEGA JAPANから切欠を仕入れてこのエントリを書いております。

TAKE DOWNのゲームエンジンはしばらく迷走したようですが、Unreal Engine 3 で行くことに決まったようであります。RvSがUE2を使っていたのでまぁ無難なところに着地したということなんでしょうか。

さらにはTAKE DOWNはMODサポートするそうです。フォーラム等、何をどの辺までサポートするのかとか異国の不思議な言葉で書いてあるので詳しくは読んでないんですが、家庭用との兼ね合いがあるので現段階ではあまり触れられたくない話題なんじゃないかなとか推察するのですがどうでしょう。ちなみにUnrealEngine系には基本でかなり幅広く弄れるMODDING用のツールが提供されていたような気もしますが、かのRvSではMODツール出すYOとかいいながら10年たった今も出ていないような気がするので、原理主義者的にはニヤニヤしながら事の成り行きを見守るのが楽しそうです。

最後にyoutubeにE3直撮りの動画が上がっているのでそれをみてみましょう。ゲームプレイ部分は7分36秒あたりからです。

動画を観てまず最初に驚くのは、プレイしてる人間が恐ろしく役立たずで扉の開閉や投げものその他の特殊アクション等々ほとんどゲームの要素を確認できないまま背後霊化してしまうあたり首を絞めたくなる衝動に駆られますが、それ以上にあんぐりと口をあけてしまうのはゲーム中、壁際で奥を覗き込むたびにカメラがつられて傾いてしまうあたりに謎の没入感の実装をうかがえます。TAKE DOWN 恐ろしい子!

プレイ部分でいきなり判るのは、照準のぶれ具合を表す伝統的クロスヘア表現は無くなったようで、装備に応じてポインタがつくかどうかってあたりなんでしょうかね。画面には姿勢と装備情報のみというかなりシンプルな構成も、RvS風といえるかもしれません。今回も弾倉管理は無いんだろうなぁ。

9分24秒あたりで無力化した脅威のそばを通るときに画面にツールアイコン?らしきものが表示されていますが、その下の文字が読み取れずもどかしい感じです。落ちている銃や弾薬を拾って平気で使ってしまうような痛いゲームではないと信じてはおりますが、個人的には銃を蹴り飛ばして顔写真と指紋採る作業なんかがあるとワクワクしたりしますが、果たしてあのツールアイコンは私たちに何を提案しているのでしょうか。

9分31秒あたりでPCに向かって発砲した直後にHARD DRIVE DESTROYEDとか表示されてますが、う~んこれはどうだろう?仮にPCの情報消去をMISSION OBJECTIVEとするならばこれはあまりにお手軽すぎやしないか?せめてPCの前で30秒ぐらいPCの操作に集中するとか、というかクラウドなこのご時世にあって端末のHDD壊して喜ぶこの作戦てどうよって思うんですがどうよ。

動画の中では隣合ったPC同士で遊ぶLANパーティ的な構成なので、プレイヤー同士が直に声を掛け合ってるためマルチプレイの意思疎通等の仕掛けをほとんど確認できなかったんですが、その他にもゲームのロビーとかはSteam経由オンリーなのかとかその辺も気になるところではあります。

動画の第一印象でいくとTAKE DOWNは基本的にはROGUE SPEARよりもRAVEN SHIELDよりの印象を受けます。全体的にオーバー気味な明るい絵質、RAGDOLLによるへにょっとした感じの倒れ方とアクロバティックな死にポーズ等々、まぁゲームエンジンが同じ系列なのだから当たり前といえば当たり前なんですが、よくいえば懐かしい、悪くいえばあまり変化を感じない印象です。たしかに原理主義者としてはあの頃の輝きを持ったタクティカルなゲームを遊びたいんですが、インターフェイスやゲーム性に影響の無い範囲での演出なんかはドカンと進化させてOKなのよ、とかなんとかすげーわがままなことを言いたくなるようなムズムズ感を覚えなくもない感じがします。

スケジュールでは2013年(度?)内の発売ですが、原理主義者とどんな戦いを繰り広げるのか楽しみであります(そこかよ

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2013年の追っかけ

まずは Ubi の GRFS に続編の噂から。結構、評判&セールスともに良かったみたいですもんね、GRFS。せっかく作ったシステムでもう一儲けしてみてはいけませんかー!と考えてしまうのも分かるような気がします。でも、ただのシナリオパックみたいなものならちょっと微妙じゃね?という感じもするようなしないような。公式のTwitterをぼんやり眺めていると「みんな喜べ!今日のアプデからマルチで銃一丁追加だよ!」みたいなしょーもない発信してる時点でコンテンツ的にはそろそろ寿命を迎えつつあるような雰囲気もしていることですし、是非ともオフライン厨の私でもサルのように遊べる「(武器装備以外の)何か」を加えてほしいものであります。

お次は同じくUbi の RAINBOW 6 Patriots。なんといいましょうか、公式サイトとかFireFoxの13でみると「ぺぎぃ、えいちーん」とかを延々と繰り返す壊れサイトになったままずっと放置されてたりして本当に大丈夫か?とかやる気を疑ってしまうわけです(もちろんFireFoxの13の方を疑ってみたりするような大人な部分はナシ)。おそらく公式のTwitterアカウントとおもわれる@Rainbow6Gameも5月のRTを最後に止まっててやはりやる気を疑ってしまいます。一部のわりと願望の混ざった噂によるとPatriotsは次世代ゲーム機を見据えているということらしいんで、そうなると次世代機の準備が整うまで開発のペース落としちゃおうかなフフンみたいな空気があるのかもしれません。どちらにしてもドンパチが目的のRAINBOWは作ってくれるな、幾つかある目標を達成する手段の一つとしてドンパチやるRAINBOWであって欲しいと願わざるを得ないのですが、果たしてどうなるのでありましょう。

次は見事に Kickstarter に成功した Serellan LLC の TAKEDOWN。公式サイトのForumにはいろいろとTAKEDOWNが目指す方向性等が掲載されていて、FAQスレをざっと読んだ感じでは極めてRSに近い印象を受けるわけです。プレイヤーは今流行のPMCとなっていろいろな作戦に従事する内容になるらしいです。主な会敵距離は近距離でシングルプレイと6-8人のCO-OPに力を入れるような印象を受けます。非線形な一本道ではないあちこち動き回れるゲームであることを開発主題にしており、PCと家庭用ゲーム機をターゲットにしている模様。PCはFPSとなりPS3はTPSになるらしく、XBOX360はXBOX信者の様子を見て決めるとか。ブリーフィングでのプランニング ―― 作戦立案して実行はAIまかせのいわゆる指揮官プレイ ―― があるのかどうか明言してる部分を探せなかったんですが、なんとなく読んだ感じでは、ブリーフィングで幾つかある進入方法から選んでゲームを始めるスタイルになるようなならないような。もしそうならその進入方法に応じてAI用のwaypointが用意された状態なんでしょうかね。MODに関しては家庭用ゲーム機との兼ね合いもあってか、言及されていないんですがどうなるんでしょう。その他にも幾つか興味深い応答もあるようなので、原理主義者で英語アレルギーの無い方はFAQを読み解いて小躍りするのもいいかもです。とりわけ心に響くのはRAINBOW 6 Patriotsを「ジャックバウア(プ」とかぶった切ってるあたりでしょうか。

一方の見事に Kickstarter で散華したBlackFoot Studios の GROUND BRANCH。TAKEDOWNと目指すジャンルはわりと被るんですが、こちらはPCベースのMODシステムありってこともあってR6/GR界隈の原理主義者から受けがいいのはご想像通り。先のTAKEDOWNは画像を伴った情報があまり出ていない印象を受けるのですが、こちらGROUND BRANCHは画像込みの更新が多めでかなり進んでいる印象を受けます。GROUND BRANCH のFeatureに関してはHana_JP師匠の特設ページをご覧いただくとして、問題は資金の乏しい状態で果たしてGROUND BRANCHがGOLD(今もこういう表現してるのかしら?)まで漕ぎ着けることができるのかどうかってことでありましょう。もしかするとある程度動く部分まで作ってからKickstarter再戦くるかも?なんにしても2013年に来そうなタイトルで一番期待される一本であります。

R6/GR以外で気になっているのはElectronic Arts の SimCity。箱庭好きの私としましては新しいSimCityがマルチプレイ可になって、町の問題児を武装警官と放水車でよそのプレイヤーに押し付ける愛国無罪プレイができる(妄想)かと思うとわくわくが止まりません。くっくっく、我が moheno city に下品な輩はいらんのですよ(足元開く)。

最後にCAPCOM の Dragon’s Dogma: Dark Arisen。晦日から基のDragon’s Dogmaを遊んでいたりするんですが、これがイイ!傑作であるかどうかは別として、オープンワールド系でカプコンならではのしっかりした戦闘アクションとの融合は凄くいい雰囲気を出してると思います。もちろん惜しいところもあるんですけどね。見ようによっては同じカプコンのMONSTER HUNTERシリーズで感じた物足りない部分を実験的にDragon’s Dogmaで補完してみました!みたいな感じになるのかなと。というわけでそんなDragon’s Dogma続編のDark Arisenに少しだけワクワクしてみたりするのです。

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