負けワードは鳩サブレー

DATE: 2013-06-18CATEGORY:GAMETAG:,

気がつくと6月。むしろ気がつかなければ12月とか2016年とかそういう素敵な時の流れをしていたかもしれないのにうっかり気づいてしまった2013年は6月も中盤であります。

たった半年の間に隕石は落ちるわ北のボンは核実験かますわ円は下がるわ上がるわヤマトはにゅるるんシュポォォンと発進してしまうわだいたいあのOPのインパクトの弱い合唱はだれがGOサインを出したのかとか万年補助席扱いの南部君がスタイリッシュに出世してるじゃねぇかチクショウウラヤマシイとかいろいろ思う半年であります。

そういえば年頭のエントリ2013年の追っかけでどれとは言いませんが発売直後から恐ろしく評判の悪いものを狙い澄ましたように2本もピックアップしてしまった私は違う意味で凄い才能を持っているのではないかと自信が出てきました。私が追うものはわりとコケる。クキキキ。

さて、E3でTAKE DOWNが TAKE DOWN: RED SABRE と名前を整え試遊できる形で展示されていたようで、ネット上あちらこちらにお話が出ているようであります。かくいう私もOMEGA JAPANから切欠を仕入れてこのエントリを書いております。

TAKE DOWNのゲームエンジンはしばらく迷走したようですが、Unreal Engine 3 で行くことに決まったようであります。RvSがUE2を使っていたのでまぁ無難なところに着地したということなんでしょうか。

さらにはTAKE DOWNはMODサポートするそうです。フォーラム等、何をどの辺までサポートするのかとか異国の不思議な言葉で書いてあるので詳しくは読んでないんですが、家庭用との兼ね合いがあるので現段階ではあまり触れられたくない話題なんじゃないかなとか推察するのですがどうでしょう。ちなみにUnrealEngine系には基本でかなり幅広く弄れるMODDING用のツールが提供されていたような気もしますが、かのRvSではMODツール出すYOとかいいながら10年たった今も出ていないような気がするので、原理主義者的にはニヤニヤしながら事の成り行きを見守るのが楽しそうです。

最後にyoutubeにE3直撮りの動画が上がっているのでそれをみてみましょう。ゲームプレイ部分は7分36秒あたりからです。

動画を観てまず最初に驚くのは、プレイしてる人間が恐ろしく役立たずで扉の開閉や投げものその他の特殊アクション等々ほとんどゲームの要素を確認できないまま背後霊化してしまうあたり首を絞めたくなる衝動に駆られますが、それ以上にあんぐりと口をあけてしまうのはゲーム中、壁際で奥を覗き込むたびにカメラがつられて傾いてしまうあたりに謎の没入感の実装をうかがえます。TAKE DOWN 恐ろしい子!

プレイ部分でいきなり判るのは、照準のぶれ具合を表す伝統的クロスヘア表現は無くなったようで、装備に応じてポインタがつくかどうかってあたりなんでしょうかね。画面には姿勢と装備情報のみというかなりシンプルな構成も、RvS風といえるかもしれません。今回も弾倉管理は無いんだろうなぁ。

9分24秒あたりで無力化した脅威のそばを通るときに画面にツールアイコン?らしきものが表示されていますが、その下の文字が読み取れずもどかしい感じです。落ちている銃や弾薬を拾って平気で使ってしまうような痛いゲームではないと信じてはおりますが、個人的には銃を蹴り飛ばして顔写真と指紋採る作業なんかがあるとワクワクしたりしますが、果たしてあのツールアイコンは私たちに何を提案しているのでしょうか。

9分31秒あたりでPCに向かって発砲した直後にHARD DRIVE DESTROYEDとか表示されてますが、う~んこれはどうだろう?仮にPCの情報消去をMISSION OBJECTIVEとするならばこれはあまりにお手軽すぎやしないか?せめてPCの前で30秒ぐらいPCの操作に集中するとか、というかクラウドなこのご時世にあって端末のHDD壊して喜ぶこの作戦てどうよって思うんですがどうよ。

動画の中では隣合ったPC同士で遊ぶLANパーティ的な構成なので、プレイヤー同士が直に声を掛け合ってるためマルチプレイの意思疎通等の仕掛けをほとんど確認できなかったんですが、その他にもゲームのロビーとかはSteam経由オンリーなのかとかその辺も気になるところではあります。

動画の第一印象でいくとTAKE DOWNは基本的にはROGUE SPEARよりもRAVEN SHIELDよりの印象を受けます。全体的にオーバー気味な明るい絵質、RAGDOLLによるへにょっとした感じの倒れ方とアクロバティックな死にポーズ等々、まぁゲームエンジンが同じ系列なのだから当たり前といえば当たり前なんですが、よくいえば懐かしい、悪くいえばあまり変化を感じない印象です。たしかに原理主義者としてはあの頃の輝きを持ったタクティカルなゲームを遊びたいんですが、インターフェイスやゲーム性に影響の無い範囲での演出なんかはドカンと進化させてOKなのよ、とかなんとかすげーわがままなことを言いたくなるようなムズムズ感を覚えなくもない感じがします。

スケジュールでは2013年(度?)内の発売ですが、原理主義者とどんな戦いを繰り広げるのか楽しみであります(そこかよ

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