どうやらソロプレイ時の AI Teammate が復活するようです。公式 Forum で「かえせーかえせー」と大合唱が続いていた味方 AI の復活を、先日の E3 のステージで公式に発言してます。本当は動画を貼りたいんですが年齢制限(要ログイン)のついてる動画は貼りたくないんで公式フォーラム経由 で観て下さい(6分あたりから女性が登壇しての件の発言)
Forum のその関連のスレには「最初からではなくそのうちな!」的なコメントもついてましたがそのソースが書かれてなかったのでなんとも。GRW の悪ガキどもがそのまま復活するのかも定かではないので Forum の反応も「もう少し様子見?」という感じでしょうか。
Forum での E3 への反応は「新しい要素の発表はほとんどなかったな……」という感じで「がっかり」が大勢を占めている模様。そのせいか Forum で勢いのあるスレというのが実にカオスで、「お願いだ UBI、ドロップアイテムに Lv90 用の靴下も追加してくれ!お願いだ!」みたいな皮肉スレがあるかと思うと、「Breakpoint は Wildlands とも Division 2 とも違うだろ!Breakpoint は Breakpoint だろ、いいかげんにしろ!(超意訳)」的な真心込めて書いてるのか煽っているのか実に判断しづらい投稿にGRW 勢が食いついて大漁なスレがあったりで実に面白い流れになってると思います。
あと E3 のプレゼンで最後にターミネーターの ででんでんででん というアレがかかってましたが Forum でほとんど触れられてなくてなんだか少しかわいそうになりました。がんばれ UBI!
GHOST RECON BREAKPOINT 発表から2週間ぐらいでしょうか。公式 FORUM への投稿もだいたい同じ内容の繰り返しで安定してきたようなのでどんなネタで盛り上がっているかぼんやり眺めてみましょう。
■ Team AI を返して! ―― 公式でGRW の味方 AI みんな死んだよとかどこかにあったかな? と探しているんですがとにかく FORUM が荒れてるってことはどこかであったんでしょう。
作ってる側としてはGRB の方向性がサバイバルものということでどうしても孤立無援に近い方がいろいろ演出しやすかったり、サバイバルのために新しくこさえた仕様や仕掛けに味方 AI が凄く邪魔なんだと思います。
一方のプレイヤー側から見ると登場人物などGRW の流れを汲んでいる以上どうしてもGRW のDLC 的な視点で観てしまう。だからGRW の特徴の中でもかなり上位にあげられるであろう「饒舌な味方AI 」 ―― 道中あれだけジョークに文句や皮肉でやりあっていた悪ガキ共 ―― が突然いなくなってしまう事態にGRW の純粋な拡張版であることを夢見ていた層から酷く落胆の声が上がっているんだと思います。
■ 常時 ONLINE でないと遊べない ―― これも公式の Twitter かなにかが言及したらしいんですがその Tweet がどれなのかソース確認とれなくてどういうレベルでのオンラインを要求してるのかいまいち判らないけれど公式 FORUM は大いに盛り上がっている状態。Twitter にそれっぽい批判のアカウントができたり change.org だのに請願がたったりして多角的にアプローチしている模様。仮に ONLINE でないとミッションがスタートできないとかなら、うん、まぁ、たしかに暴れるかなぁとは思いますが。
IGN の日本語版の記事 を読むと Hideout(隠れ家)ってのがミッションや対戦のスタート地点になるようでそこで他のプレイヤーとも交流できるような雰囲気らしいのでその構造ゆえの常時 ONLINE を要求しているのかもしれません。てか他の GHOST と交流できてる時点でストイックな感じのサバイバル感あんまなくね? 的な。
■ RPG になり下がった ―― 言っておきますと FORUM の誰一人 RPG というジャンルをけなしているわけでなく、GHOST RECON シリ-ズでそれやらなくったっていいだろ! と大合唱しているようです。そういう方向ならつい最近も続編が出た The Division っていう立派なシリーズがあるんだからそっちでやれよという意見が大いに賛同を受けている模様。私は RAID とかいう要素がよく分らないんですが、FORUM での使い方を見るに集団で超強力なボス戦を戦って激レアなあいてむをげっとしたりすr……って書いてて眩暈がしてきました。
同じく LOOT に関してもかなり皮肉のきいた書き込みがあって「クソッ、今手に入れたライフルは電撃属性がウン%しかついてねぇ」そういってなるべく目立たないよう隠れていないといけない GHOST がアイテムドロップを求めて敵に猛然と襲い掛かる展開……もう可笑しくって悲しくって震えが止まりません。
―― とまぁ今回も発表直後の公式 FORUM はお約束で荒れているわけですが、長年R6 /GR 原理主義者ウォッチしてきた者としましては「今回の荒れ方はいわゆる原理主義者によるものというよりはGRW の粗削りだけどその粗さゆえにいろんな遊び方ができたその緩さに恋したかたぎのプレイヤー達が悲しんでいる」 ように読めます。
あと今回、CQC だのなんだのいろんな新しい、それでいて凄く細かい部分に手が加わっていて FORUM ではまぁまぁ歓迎されているようなのですが、私は若干懐疑的です。
というのも「リッチな表現を過剰に盛り込む」この流れをR6 /GR 史のどこかで経験した気がするのです。あくまで予想ですがこういう細かい新要素はたいてい「(それを制作側がなんとしても使わせたくて)使わないとゲームが進まない」という結果的に遊びの幅が驚くほど制限されるあの流れ を思い出させるのです。
まだまだ詳細明かされぬ GHOST RECON BREAKPOINT ですが国内で 2019年10月4日発売予定だそうです。なお UBI 公式はミリタリーシューターとジャンル付けしてますが LOOT(アイテム掘り?) ありの RPG 臭の強いミリタリーシューターじゃんと公式 FORUM が荒れているという情報を付け加えて締めましょう。
やぁ、来るぞ来るぞと言われていた GHOST RECON 新作が遂に発表されました。「またヘリの墜落から始まるのかよ」とか「なにこの糞 SF 臭」とか「この狭い島に火山雪山森林詰め込むとか頭おかしいだろ」とかいろいろ意見はあるかと思いますが、ただ一点においてのみ全世界が拍手喝采した新要素が「フェンスが切れる」。“ghost recon breakpoint fence cutting” でググる と出るわ出るわ。お前らどんだけフェンス切りたがってるんだよという。2019年5月10日は全世界が「フェンスを切れる」という点で異論無く喜びで満たされた日として歴史に残ると思います。
ということで UBI JAPAN からも情報出た ようなので、BREAKPOINT がどんな感じでお披露目されて着地できそうなのか見てみましょう。まずはこの動画をご覧ください。
VIDEO
producer の人はGRW と同じ人ですね。GRWのDEV Q&A の時 から比べるとだいぶ大物感が出てきた感じがします。前は近所の暇そうなおじさんの風体でしたからGRW でいかに箔が付いたかがうかがえます。のっけから登場する元グリーンベレーの人が writer という肩書になっていますがどうなるんでしょう。ちなみにGRW の writer は Don Winslow という立派な小説家で麻薬だのカルテルだのを扱ったシリーズものを書いておられる方 でした。小説家と元特殊部隊員とでどういう違いが出てくるのかもいろんな意味で興味深いのであります。
VIDEO
で、そのストーリー。今作の敵は SKELL TECH という大企業が所有する諸島を占拠した武装組織うんぬんでハイテクの大小ドローンがわんさかという設定。作品の時代設定的にはこの後にGRAW やGRFS が来るわけですからドローン祭りになっても問題ないというか、むしろきれいに繋がるという見方もできなくはない。
このやや過剰な世界観、さぞや意見も様々だろうと思ったんですが、日本だと Twitter なんかで批判すると大変なことになるせいか今回の BREAKPOINT もアフィコピペと判で押したような歓迎の意見しか出てこなくてすんごくツマラナイ流れなんですね。あんなに SF 感垂れ流してて全員でおもしろそう!絶対買う!という意見で統一されているタイムラインを見ると切なくて涙が出てきます。(※あくまでGR原理主義者の個人的な意見です)
で、海外の第一印象コメントを眺めていると「Tom Clancy の名を冠しておいて現実に潜む軍事的政治的な危機を主題におかないとか UBI は馬鹿なの阿保なの?」的な意見もあってなんだかいろいろ感心してしまうのです。
そうなんですよねぇ、中国の台頭だの米国大統領の珍走劇だの今このタイミングでネタにすることに意味がある危機ってのがゴロゴロしてるはずなんですよね。個人的には政治的に揺らぐミャンマーを中心にマラッカ海峡の支配権と一帯一路のインド洋への結節点をめぐる米中印(+宗教)の攻防とかネオコン的にもロケーション的にも凄く面白そうなんですがさすがに大多数の欧米人は興味ないわなぁと。
GHOST RECON という AAA クラスのゲームの方向性を誰がどのくらいの影響力で決めるのかは謎ですが、BREAKPOINT の謎 SF 設定は producer と writer も一枚噛んでるのだろうと思います。そしてロシアや中国やイスラム圏を刺激しない悪い奴は誰だろうと頭を捻った結果がたぶんこの SF 設定。確実にそこに潜む政治的軍事的危機を先取りして扱ってきたトム・クランシーがみたら泣くなきっと。
そういう意味では現実と非現実の境目をうろつくような描き方をしつつも現在進行形の麻薬カルテルの潜在的な脅威を知らしめたGRW の世界観は見事なものでした ―― と新作が出て改めて気が付くのであります。
VIDEO
令和一発目の投稿はGR シリーズの新作となりました。海外は2019年10月4日発売予定だそうで。
まだ配信観てる段階なんで書けることはあまりないんですが、第一印象だけいうと「あーあ」という感じです。やっちゃったなぁ的な。
GHOST RECON WILDLANDS(以下GRW ) は 2017年 3月に発売されたGR シリーズ最新作。前作GRFS より 5年ぶりの新作となる。南米の対麻薬作戦に投入される GHOST の活動を扱う。物語時間軸はGRFS より前となる。本作最大の特徴はシリーズ初となるオープンワールド制の採用で、これにより小規模特殊作戦での目標へのアプローチから離脱までが省略なく一連なりで体験できるようになった。
このレビューではGR 原理主義者の視点から「GR はオープンワールド化でどう変わったのか」を中心に話を進める。
続きを読む