RAINBOW SIX SIEGE 続報

DATE: 2014-06-22CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:

E3以降、出回っております動画をぼんやり眺めますに、SIEGE は壁抜きばかりを考えると意外と単調ですぐ飽きてしまう予感がしはじめている今日この頃ですが、海外では開発者インタビューを基にした記事が出始めているようであります。

60fps動作やキャンペーンの搭載、破壊システムの詳細など、インタビューから判明した「Rainbow Six Siege」の新情報まとめ

この記事で原理主義者的に目が留まるのは「過剰に巨大なマップを手掛ける予定はなく、局所戦闘に大きな興味を抱いている」「過去のクラシックマップを復活させることに興味を示している開発者が存在する」「MODに対しては(消極的)」という辺りではないかと思われます。

順番にいきますと ―― 先のエントリーでも触れましたが、ここ最近の R6 シリーズは隊員数に対して建物が広すぎて正直クリアするのがダルい傾向にあったわけですが、このインタビューを鵜呑みにするなら SIEGE では大きく方針転換する事ほぼ確定といってよいようです。それでいいんです。R6 の醍醐味はいかに美しく突入を決めるかという一点にかかっている訳で、延々と突入の反復練習をするためにもレベルは小さくまとまったものが求められているのであります。

また記事にはクラシックマップについての言及もありますが、この辺はゲームシステムとの兼ね合いでかなり慎重かつ消極的になるんじゃないかなと予想しております。というのもクラシックといわれる辺りの R6 シリーズはロケーション的に壁を火薬で吹っ飛ばしたりすると大惨事に発展しかねない危険なものが多く、一方でロープでいきなり2階の窓に取り付いたり壁を吹っ飛ばせると「いとも簡単にけりが付いてしまいそう」なレベルもあって、SIEGE の方向性とピタリと合うレベルはそう多くないのであります。その辺の事情を考慮すると必ずしも原理主義者諸氏が求めるであろう名作レベルが選ばれるとは限らない、または選ばれても SIEGE に合わせて「やや余計な」改修が施されていたりするという感じになるのではと思うわけです。

最後にMODですが、これはもう時代の流れなのでしょう。それに、複雑化高度化したゲームシステムにより MODDING 自体の難度も跳ね上がっていたりもしますのでこの辺は仕方ないのかなという気もしますね。

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E3にてRAINBOW SIX SIEGE発表

DATE: 2014-06-11CATEGORY:RAINBOW SIX seriesTAG:,

2014年6月9日よりロサンゼルスで開催されているゲーム展示会 E3 にて RAINBOW SIX シリーズの新作 RAINBOW SIX SIEGE が発表されたようであります。これにともない奥さんにモデルウォークさせながらケーキを運ばせたり橋から特殊部隊に蹴落とされたりする新機軸タイトル Patriots は正式にキャンセルされたようであります ―― R.I.P.

尚、発表の様子を ―― つまりは E3 のライブ配信を見たわけではないので SIEGE がどういう流れでどういう紹介のされ方をしたのかまでは把握しておりませんので、もしかすると一部情報が抜け落ちてるかもしれません。また、この動画はいわゆる実際のプレイとは異なる「こんな感じにする予定だよ」動画のような気もしますので、その辺を踏まえつつ見て行きたいと思います。

まず SIEGE の大きな特徴は念願の「(わりと)まともなブリーフィング(っぽいこと)ができる」という点でしょうか。R6 シリーズは LOCKDOWN 以降長らくブリーフィング/デブリーフが消えてなくなるという暗黒時代を送っておりましたが、今回ようやくブリーフィング的な要素を思い出すに到ったようです。

具体的には ―― といってもマルチプレイ対戦形式の動画なので CO-OP やシングルもこの通りになるかどうかは分かりませんが ―― ゲーム前に 60秒ほど守りを固める/偵察するというフェーズがあるようで、その内容を基にクラス変更(たぶん装備変更も?)できるようです。

次に目につくのは壁や床など手軽に吹っ飛ばせる点でしょう。弾丸も基本的に貫通するようですがHR側が派手に貫通させるのはまずいという見方もありますので弾種によって変わってくるんでしょうか。

ちなみにもしこの仕様が実現したならば弾が壁を貫通するというのは R6 史上最も大きなルール変更になるような、と個人的には思っております。これまでの「壁や床は気にしなくてもいい」ゲームCQBから、「もうどこから弾が飛んできてもおかしくない」わりとリアルなCQBへと一大方向転換することになるわけです。当然、流れ弾なんかも壁を貫通するのでしょうから、今居る空間を支配するだけでは制圧が成立しなくなるという一見するとゲームが崩壊しかねない扱いの難しい要素が導入されることになります。

ちなみに趣味で似たようなコンセプトのゲームルールを妄想したことがあるのですが、その時は立て篭もる側が「仲間を一箇所に集めて円陣を組み(間に縛り上げた人質混ぜて)軽機関銃を全周にばら撒くだけで終わる」というとても退屈な展開が想像できたりしたんですが果たして SIEGE がその辺のバランスをどう取っているのかとても楽しみです。

画面表示に関しては、銃関連は照準は伝統的な狙点と収束具合をあらわすクロスヘア方式そのままで、残弾等は画面右に配置されています。少し珍しいなと思うのは投げ物やBCなどの特殊装備が画面下段中央よりに表示されています。壁や床をぶち抜くというコンセプトのため、この手の装備の残量がより目立つ中央よりに配されたのでしょうか。

そしてやっぱりというか、お約束で書きますが「弾倉管理はなさそう」です。そんなことも思い出せないだなんて、SIEGE さんのうっかりさん!( ´∀`)σ)Д`)

あと、マップ/レベルデザインが参加人数に比べてやたらと広かった昨今の R6 シリーズに比べて、実に小ぢんまりとした家屋になっているあたりとても好印象です。果たして壁抜きとこの狭い空間とでどういうゲーム展開になるのか、だいたいの雰囲気は想像できるけどでもやっぱり実際に遊んでみないとわかりませんよね的なワクワク感を覚えます。

また、これだけの狭い構成になるとなかなか狙撃の機会がまわってこないのが狙撃スキーの悩みの種でありますが、SIEGE ではちゃんと狙撃手のためのスペースが用意されているようです。まぁ、なんということでしょう! 動画では狙撃手は主な戦闘空間となる建物から少し離れた高所に陣取って支援できるようです。当然、テロリスト側からも撃ち返せるようで動画では道路を挟んだお向かいさんから可視光線のレーザーサイトを照射しまくっていた女性狙撃手 Wrathchild さんが見事にカウンタースナイプされてお亡くなりになってます。

狙撃手とスペースに考えを巡らせていてふと思ったんですが、立て篭もる側は家屋の外側を移動できるんでしょうかね。「完全包囲されている」状況で「人質が一人」で「上位の意思決定も突入ほぼ確定」の場合は家の外に出てきた犯人側は問答無用で警官隊から集中砲火を浴びて蜂の巣にされそうな気もするんですが、このことからゲーム的にも「庭等家の外周を移動できるのは突入側だけ」で「立て篭もり側は家の外は移動できない」とルール化するのが適当な気がしますがどうなるんでしょう。こういう風に考え出すと SIEGE がどんなゲームになるのか気になってきますね!原理主義者の悪い癖ですね!

さてさて。今回の動画では民家での攻防で周りをパトカーに囲まれたちょっと懐かしい光景を見ることが出来ましたが、もちろん今回動画でたまたま取り上げたステージがこの民家だったというだけで製品計画としてはこれまで通りのバカ広い(退屈でめんどくさいだけの)ステージもあるのかもしれません。ただ、そういうだだっ広い施設は周りを十重二十重に囲むの大変そうですし大抵壁が厚く硬いのでコンセプト的には出しにくいかな?とも思わなくもないわけです。……ということはもしかして生活臭あふれる空間で特殊作戦という名の下にコンビニとかの缶詰満載した陳列棚を裏からショットガンぶっ放して派手にスープやホールトマト撒き散らして遊ぶ神ゲーの登場を期待してもいいんでしょうか!(違

そんなわけで RAINBOW SIX SIEGE は今のところ PC/PS4/XboxOne でうまくいけば 2015 年頃の発売ということになるらしいです。

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【悲報】TAKEDOWN遂にKOTY候補に

DATE: 2014-04-26CATEGORY:GAMETAG:

KOTY クソゲーオブザイヤーというその年一番の心揺さぶり愛憎渦巻くクソゲーを選定する集合があるのですが、なんとこの KOTY に僕らの私たちの TAKEDOWN ページが登場いたしました。記事から察するに対象は XBOX 版のようであります。何といいましょうか、クリス某には心からお祝い申し上げたいと思います。

思い返しますと XBLA 登場初週から TAKEDOWN: RED SABRE はダウンロード数上位にランクインしている時期がありまして、これはつまり「そのうち何パーセントかは定価で TAKEDOWN をお買い上げになっている」ということになるのかなとちょっとワクワクしていたわけです。その荒ぶる数パーセントのご意見ご感想を持ちましてこうして見事 KOTY 候補として載ったからには是非とも大賞を狙っていただきたいと思うのであります。

また、この KOTY の影響でそんなに凄いクソゲーなのかと興味を示される方が多数出てくるかと思いますが、その KOTY 特需でまた XBLA のランキング上位に名を連ねたりすると善意の第三者による二次災害を起こしかねないので、TAKEDOWN のみまもりを心がける当サイトといたしましては甚だ遺憾ではありますが注意喚起だけはしておこうと思うのです。

―― ながらく R6/GR を眺めてきました私が老婆心ながらご忠告申し上げますと、是非とも体験版を試して、一通り即死して、コントローラーを置いて、お茶やコーヒーを一口飲んで大きく深呼吸して、これまでの人生で一番楽しかったことや辛かった事なんかを思い出して、それと比べて TAKEDOWN はありだろうかということをもう一人の自分に問いただしてからお買い上げいただきたいと思う次第であります ――

また保護者の皆様におかれましては、お子様が一度に自由に出来る金額を 1,300 円程度になるよう介入・制限できるような体制作りを心がけていただきたいと思います。

一方でもしかして XBOX はシニア世代のあまりゲーム慣れしていないおじいさんやおばあさんが多いのかしらとか本気で心配になってきます。お孫さんの前でいい格好をしようと「よーしじいちゃんが屋内探査のコツを教えちゃうぞ~」とかいいながらたまたまランキング上位にある TAKEDOWN を買ってしまったりしてないだろうかと。そしてその中から「マジかよ、ク○箱売ってくる」とか箱のネガキャンを始める団塊ゲハ戦士が生まれてきたりはしないだろうかとワクワクしてしまうのです。

ちなみに Kickstarter のコメント欄には今も執拗にクリス某に迫る紳士達がお集まりなのですが、その中には XBOX 進出をお祝いするメッセージと共に「さぁ、次は PS3 だな」とかおっしゃっている気の毒な方もおられまして、いやまぁ、いまさら PS3 で出しても「ふーん。」で終わってしまいそうな気もするので、ここは是非、コンテンツ不足で狂い死にしそうな PS4 オーナーの前に颯爽と TAKEDOWN で舞い降りて食いついてきた無垢な PS4 オーナーを一気に沸点まで持っていくという燃料気化爆弾による焦土化を実行して欲しいと思うのですがいかがでしょう。

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……!! ○ってやがる、早すぎたんだ!

DATE: 2014-03-20CATEGORY:GAMETAG:

お家芸のHMD畑を新興の Oculus Rift が我が物顔で徘徊するのがよほど気に食わなかったのでありましょう ―― SONY といいましょうか SCE が VR 用のHMDを発表してその筋が賑やかになっているらしいんですが、いろいろ記事を読んだ印象では本当にただの Oculus Rift 対抗用というか、畑荒らしを止めるため仕方なく出しましたみたいな臭いがしなくもないです。もう少し練り上げてから発表してもよかったんじゃないのかなと。

さて、VR なHMDに対応しそうなゲームといいますと GROUND BRANCH があるわけですが、そのGBの最新の動画をご覧頂きましょう。

話の流れ的に上の動画には Oculus Rift 用の出力版もあったりするんですがそっちは観てもぜ~~んぜん面白くないのであえて通常版を貼っております(というかあの動画はなんとなく注視点と狙点が連動して動いてるように見えるんですが、あれでホントに VR 対応してるのかな? とちょっと不思議な感じです)。

動画は拳銃を構えての KillHouse タイムアタックに興じている様子をそのまま出力したものと思われますが、GBが提唱しているNORG的にこれはどうよ?という突っ込みどころが幾つかありそうな気もしますが、作りかけの試作段階ですので今回は一つだけ書かせていただきます。やはりタイムアタックを終えてコースから出たらどう考えても締めは「腕時計を見てタイムを確認する」なんじゃないかと思うんですがどうでしょう。壁にタイムが浮かび上がるとかどういう不思議時空なのかと小一時間。

あと私はよく知らないんですが今でも屋内の拳銃は腕を伸ばすアソセレスな雰囲気で流すのが一般的なんでしょうか。一時期拳銃を胸元に引き付けて構えるスタイルが流行ったように覚えているんですが、GBでは(少なくとも今回の動画では)そういうスタンスは使っていないようであります。

なんにしてもGBはまだまだこれからのタイトルでありますのでのんびりと成長する様を眺めていきましょう。

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Takedown みまもり・あんしん・あんぜん情報

DATE: 2014-02-09CATEGORY:GAMETAG:

探せ、押し付けろ! 穢れを知らずに生きてる奴等が許せない ―― 今、Steam アカウントを持っていながら Takedown: Red Sabre を持っていない不届き者を狩り出すハードコアなやり取りが Steam コミュニティで大流行らしいです。

発端は Takedown がセールスで 90%OFF の $1.49 という出血を通り越して失血価格で売りに出された事でありまして、その割引率につられて買ってしまった純朴な Steam ユーザはもれなく「起動し ―― 衝撃を受け ―― 怒り ―― メタスコアを思い出し ―― 価格を考え ―― ため息をついて ―― 終了し ―― インベントリを見て ―― 困惑する」というフルコンボを喰らって動揺し「この僅か数分間に起きたただならぬ体験を世界中の人々と共有しなければ」とオマケで付いてきた Takedown を他の Steam ユーザになすり付けてまわるという淫行的事案に発展しているんだとか。

この一連の流れで興味深いのは「買った輩のほとんどは Takedown がどれくらいヤバい代物か解って買っている」ということでありまして、つまりはお化け屋敷と同じ怖いもの見たさ/恐怖刺激として Takedown の開発に及んでいるということであります。これは見ようによっては Takedown が「しっかり娯楽を供している」とも取れなくもないのであります。

また、時折見かける「4個セット買ったら、いつの間にか残り7本に増えていた」系の怪談はお化け屋敷要素だけでなく、なんといいましょうか次々と降りかかる難題を華麗に捌くテトリス的落ち物ブロックパズル的な要素を備えていて凄くハイブローで楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか。

ちなみにこのセールスと同時にパッチ&無料DLCがリリースされおりましてそのお祭り効果でしょう、Takedown の同時アクティブなプレイヤー数が470を超える事態となっております。これは昨年9月の初回リリース時に1,071人を記録して以降、ながらく全世界で20人前後と低迷していたプレイヤー数がここに来て一気に20倍以上に膨れ上がるという快挙、まさに歴史的数値的黄金期を迎えており、「とりあえず起動させる」という目標ならば見事達成されたと判断してよいのではないかと思われます。

尚、今回の Steam 祭りで少し影が薄くなっていますが、Takedown はついに家庭用ゲーム機に進出するようでありまして、日本国内向けな XBOX LIVE にも専用ページが出来ていたりします(日本で出るかどうかは謎ですが)。そのページの左下には「今すぐ手に入れて遊んでみましょう」と虚ろな笑みを浮かべる人物画が貼ってあったりして、こう……ワクワクが止まらないんですがどうしましょう。発売は海外で2月21日あたりということで、ソチでフィギュアスケート女子が凄まじいキャットファイトを繰り広げているころであります。

昨年9月に発売され八つのパッチを経ていつの間にかこれだけの「娯楽」を供することが出来るようになった Takedown はようやくいろ~~~~んな意味でスタートラインに立てたのではないかと思われます。

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