曰く、暇なときに化粧台に近づくのは大変危険なのだという

DATE: 2019-05-24CATEGORY:GAMETAG:

先の投稿、やっぱり朝方に慌てて書くと酷い文章書くなぁと。輪をかけて支離滅裂というか。こっそり直しとこうと思います。

さて。ゲームな雑談。平成から令和に変わるその時、何のゲームを起動していたかというとGRWではなく FROM SOFTWARE の隻狼 Sekiro を遊んでおりました。

隻狼は素晴らしいゲームです。例えるならゲームセンターでシューティングゲームの安全地帯を必死に探して覚えていたあの頃を彷彿とさせる見事な死にゲーでした。おぼえて対策を立てて実行する。でもわかってくると欲が出てもう一呼吸早く、もう一歩深く踏み込んで攻撃できるんじゃね? と試してみたくなる。たいしたパワーアップもなくほぼ素の状態で戦うボス戦の衝撃と倒した時の達成感ときたら!

隻狼の素晴らしさを語るレビューはたくさん出ていますが、できればそういうネット上のうんぬんを見ずに遊んでほしい。ホント平成の締めを飾るにふさわしい一本だったと思います。

で令和に入って何を起動したかというと MONSTER HUNTER WORLD を立ち上げておりました。正直に言うとMHWは良くも悪くも使い古されたシステムとゲームが進行すると途方に暮れるぐらい数値を盛ってくるモンスターに少々うんざりして投げ出していたんですが、拡張パック発売の報せがGRBと同じぐらいのタイミングで耳に入ったので久しぶりに遊んでみようかと。

半年以上の眠りから目覚める京本政樹バンコラン

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GHOST RECON BREAKPOINT 公式 FORUM を覗くと

DATE: 2019-05-23CATEGORY:GHOST RECON seriesTAG:

GHOST RECON BREAKPOINT 発表から2週間ぐらいでしょうか。公式 FORUM への投稿もだいたい同じ内容の繰り返しで安定してきたようなのでどんなネタで盛り上がっているかぼんやり眺めてみましょう。

  

Team AI を返して! ―― 公式でGRWの味方 AI みんな死んだよとかどこかにあったかな? と探しているんですがとにかく FORUM が荒れてるってことはどこかであったんでしょう。

作ってる側としてはGRBの方向性がサバイバルものということでどうしても孤立無援に近い方がいろいろ演出しやすかったり、サバイバルのために新しくこさえた仕様や仕掛けに味方 AI が凄く邪魔なんだと思います。

一方のプレイヤー側から見ると登場人物などGRWの流れを汲んでいる以上どうしてもGRWDLC的な視点で観てしまう。だからGRWの特徴の中でもかなり上位にあげられるであろう「饒舌な味方AI」 ―― 道中あれだけジョークに文句や皮肉でやりあっていた悪ガキ共 ―― が突然いなくなってしまう事態にGRWの純粋な拡張版であることを夢見ていた層から酷く落胆の声が上がっているんだと思います。

  

常時 ONLINE でないと遊べない ―― これも公式の Twitter かなにかが言及したらしいんですがその Tweet がどれなのかソース確認とれなくてどういうレベルでのオンラインを要求してるのかいまいち判らないけれど公式 FORUM は大いに盛り上がっている状態。Twitter にそれっぽい批判のアカウントができたり change.org だのに請願がたったりして多角的にアプローチしている模様。仮に ONLINE でないとミッションがスタートできないとかなら、うん、まぁ、たしかに暴れるかなぁとは思いますが。

IGN の日本語版の記事を読むと Hideout(隠れ家)ってのがミッションや対戦のスタート地点になるようでそこで他のプレイヤーとも交流できるような雰囲気らしいのでその構造ゆえの常時 ONLINE を要求しているのかもしれません。てか他の GHOST と交流できてる時点でストイックな感じのサバイバル感あんまなくね? 的な。

  

■ RPG になり下がった ―― 言っておきますと FORUM の誰一人 RPG というジャンルをけなしているわけでなく、GHOST RECON シリ-ズでそれやらなくったっていいだろ! と大合唱しているようです。そういう方向ならつい最近も続編が出た The Division っていう立派なシリーズがあるんだからそっちでやれよという意見が大いに賛同を受けている模様。私は RAID とかいう要素がよく分らないんですが、FORUM での使い方を見るに集団で超強力なボス戦を戦って激レアなあいてむをげっとしたりすr……って書いてて眩暈がしてきました。

同じく LOOT に関してもかなり皮肉のきいた書き込みがあって「クソッ、今手に入れたライフルは電撃属性がウン%しかついてねぇ」そういってなるべく目立たないよう隠れていないといけない GHOST がアイテムドロップを求めて敵に猛然と襲い掛かる展開……もう可笑しくって悲しくって震えが止まりません。

  

 ―― とまぁ今回も発表直後の公式 FORUM はお約束で荒れているわけですが、長年R6/GR原理主義者ウォッチしてきた者としましては「今回の荒れ方はいわゆる原理主義者によるものというよりはGRWの粗削りだけどその粗さゆえにいろんな遊び方ができたその緩さに恋したかたぎのプレイヤー達が悲しんでいる」ように読めます。

あと今回、CQCだのなんだのいろんな新しい、それでいて凄く細かい部分に手が加わっていて FORUM ではまぁまぁ歓迎されているようなのですが、私は若干懐疑的です。

というのも「リッチな表現を過剰に盛り込む」この流れをR6/GR史のどこかで経験した気がするのです。あくまで予想ですがこういう細かい新要素はたいてい「(それを制作側がなんとしても使わせたくて)使わないとゲームが進まない」という結果的に遊びの幅が驚くほど制限されるあの流れを思い出させるのです。

  

まだまだ詳細明かされぬ GHOST RECON BREAKPOINT ですが国内で 2019年10月4日発売予定だそうです。なお UBI 公式はミリタリーシューターとジャンル付けしてますが LOOT(アイテム掘り?) ありの RPG 臭の強いミリタリーシューターじゃんと公式 FORUM が荒れているという情報を付け加えて締めましょう。

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GHOST RECON BREAKPOINT あれこれ:世界観編

DATE: 2019-05-11CATEGORY:GHOST RECON seriesTAG:

やぁ、来るぞ来るぞと言われていた GHOST RECON 新作が遂に発表されました。「またヘリの墜落から始まるのかよ」とか「なにこの糞 SF 臭」とか「この狭い島に火山雪山森林詰め込むとか頭おかしいだろ」とかいろいろ意見はあるかと思いますが、ただ一点においてのみ全世界が拍手喝采した新要素が「フェンスが切れる」。“ghost recon breakpoint fence cutting” でググると出るわ出るわ。お前らどんだけフェンス切りたがってるんだよという。2019年5月10日は全世界が「フェンスを切れる」という点で異論無く喜びで満たされた日として歴史に残ると思います。

ということで UBI JAPAN からも情報出たようなので、BREAKPOINT がどんな感じでお披露目されて着地できそうなのか見てみましょう。まずはこの動画をご覧ください。

producer の人はGRWと同じ人ですね。GRWのDEV Q&A の時から比べるとだいぶ大物感が出てきた感じがします。前は近所の暇そうなおじさんの風体でしたからGRWでいかに箔が付いたかがうかがえます。のっけから登場する元グリーンベレーの人が writer という肩書になっていますがどうなるんでしょう。ちなみにGRWの writer は Don Winslow という立派な小説家で麻薬だのカルテルだのを扱ったシリーズものを書いておられる方でした。小説家と元特殊部隊員とでどういう違いが出てくるのかもいろんな意味で興味深いのであります。

で、そのストーリー。今作の敵は SKELL TECH という大企業が所有する諸島を占拠した武装組織うんぬんでハイテクの大小ドローンがわんさかという設定。作品の時代設定的にはこの後にGRAWGRFSが来るわけですからドローン祭りになっても問題ないというか、むしろきれいに繋がるという見方もできなくはない。

このやや過剰な世界観、さぞや意見も様々だろうと思ったんですが、日本だと Twitter なんかで批判すると大変なことになるせいか今回の BREAKPOINT もアフィコピペと判で押したような歓迎の意見しか出てこなくてすんごくツマラナイ流れなんですね。あんなに SF 感垂れ流してて全員でおもしろそう!絶対買う!という意見で統一されているタイムラインを見ると切なくて涙が出てきます。(※あくまでGR原理主義者の個人的な意見です)

で、海外の第一印象コメントを眺めていると「Tom Clancy の名を冠しておいて現実に潜む軍事的政治的な危機を主題におかないとか UBI は馬鹿なの阿保なの?」的な意見もあってなんだかいろいろ感心してしまうのです。

そうなんですよねぇ、中国の台頭だの米国大統領の珍走劇だの今このタイミングでネタにすることに意味がある危機ってのがゴロゴロしてるはずなんですよね。個人的には政治的に揺らぐミャンマーを中心にマラッカ海峡の支配権と一帯一路のインド洋への結節点をめぐる米中印(+宗教)の攻防とかネオコン的にもロケーション的にも凄く面白そうなんですがさすがに大多数の欧米人は興味ないわなぁと。

GHOST RECON という AAA クラスのゲームの方向性を誰がどのくらいの影響力で決めるのかは謎ですが、BREAKPOINT の謎 SF 設定は producer と writer も一枚噛んでるのだろうと思います。そしてロシアや中国やイスラム圏を刺激しない悪い奴は誰だろうと頭を捻った結果がたぶんこの SF 設定。確実にそこに潜む政治的軍事的危機を先取りして扱ってきたトム・クランシーがみたら泣くなきっと。

そういう意味では現実と非現実の境目をうろつくような描き方をしつつも現在進行形の麻薬カルテルの潜在的な脅威を知らしめたGRWの世界観は見事なものでした ―― と新作が出て改めて気が付くのであります。

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GHOST RECON BREAKPOINT 発表

DATE: 2019-05-10CATEGORY:GHOST RECON seriesTAG:

令和一発目の投稿はGRシリーズの新作となりました。海外は2019年10月4日発売予定だそうで。

まだ配信観てる段階なんで書けることはあまりないんですが、第一印象だけいうと「あーあ」という感じです。やっちゃったなぁ的な。


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時刻を合わせよう……3、2、1、

(0000Z)2019年、あけましておめでとうございます。聞くところによると、平成の正月だとか新年だとかはこれが最後になるんだとか。こういう形で気楽に元号の節目を書ける話せるってのはいいよなと思うわけです。たぶんこのように決まるまでに物凄いやり取りがあったんだろうなとぼんやり思いを馳せる新年一発目のエントリーなわけです。

さて。昨年2018年の一番のネタはやはり GROUND BRANCH の SteamEAデビューでしょうか。デビューを寿ぐ(?)エントリーは幾つか書いたような記憶があるのでここでは省略。

なら、昨年このブログ絡みで一番遊んだゲームは何よ? っていうと、やはりGRWという事になります。GRWは昨年夏にあたったパッチがソロ専にとって神がかってまして、もうこのパッチだけでエントリー一つ書いてもいいくらいの内容だと思うんです。というか現在並行して書いてます。

ネタ的には確かにGBなんですが、実働時間はGRWだった。ジャンルも違うし、開発規模も違う。比べること自体にあまり意味はなさそうですが、でも限られた時間で何かゲームを遊びたいと思ったときにGBは選ばれずGRWは選ばれた(私に)。同じ時間枠を奪い合う関係にある二つのゲーム。このあたりになにかあるような気もするわけです(単に私が UBI に飼い馴らされた可能性もあるんですが。

でも「次のゲーム時間に選ばれるための仕掛け」ってすごく大事だと思うんです。よくある手段として連続ログインボーナスでレアアイテムGET! ってのがありますが、あれも次のゲーム時間を先に囲ってしまう戦略の一つですよね。私個人はあの手の連続ログインボーナス系の仕掛けがうんざりするタイプなんで出来れば近づきたくない。

じゃあ、GRWの次のゲーム時間を囲う仕組みは何だったか。GRWも新しく追加されたゲームモードで「達成すれば外観お洒落装備GET!」で釣っておいてパーマデスでセーブデータ消していく鬼畜の所業が「心地よい悔しさ」を演出しておりまして。もうイタクァの日の出を何度眺めたことか。

一方のGBはというと、残念なことに「次のプレイを囲う仕組み」が見当たらないように思えるわけです。

リアル&ストイック系のGBにプライズとかあるわけないだろ!いいかげんにしろ! というのはまぁその通りなんですが、「悔しさ」を煽る演出ってのはあってもいいと思うんです。

初期のR6シリーズにはリプレイ機能というのがついてまして、そこには自分のお粗末な作戦と迂闊な一歩が三人称的なカメラで克明に記録されていて、かくして君のチームは壊滅したというストーリーを客観的に観ることができたんです。その「悔しさ」と「バッチリ突入が決まったリプレイを誰かに見せたい」という欲求とが徹夜で作戦を調整し、エリアへの進入と掌握のための小技を開発し盛り込んでいく原動力になってたと思うんです。

GBにはそういう「煽り」が足りない。お洒落装備をこさえるのも大切だとは思うけど、そう、順番としてはそういう次の時間確保につながる上品な「煽り」の機能を備えるべきだろうと思うわけです。そもそもMODシステムいれるつもりのゲームでなんで開発側がお洒落装備を作っt(ry

まぁ、GBの話はこの辺にしときましょう。

昨年、他にハマったゲームに Bloodborne があります。デモンズだとかダクソシリーズは1作目は遊んだ記憶あるんで基本的なシステムは分かってるつもりなんですが、いやぁ、面白い。なにが面白いって、攻略系とか一切見ずにオンラインで床に残される中途半端なメッセージだけであれこれ勝手に想像して死にまくることの楽しさときたら! 開発側がどこまで作ってるのか知らないけれど、床に残されるメッセージがどう考えても凄く深い分岐を予感させてきりがない。開発側ではなくプレイしてる側の人間に嘘をつかせて底を隠す。これはたぶん実際に作ってる以上のコンテンツの厚みを見せるための幻惑術として次代必須のゲーム制作技術じゃなかろうかと思うわけです。

とまぁ、主だったゲームネタはこのぐらいでしょうか。ホントは PS4 のフリープレイの類とか、DDONだとか、ガンダムブレイカー3でカラーリングだけでどこまでカッコよくできるかとかをアルコール摂取しながらあれこれ遊んでたりするんですが、それはまたの機会に。

そんなわけで今年もよろしくお願いします。

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