WEBなVITAは如何様な味がするのか

DATE: 2012-01-07CATEGORY:GAMETAG:, ,

PSP後継機のVITAが登場して2~3週間ぐらいでしょうか。そろそろ「自分のゲーム機を弄るときの顔がこんなにも不気味なのか」とお気づきの方も増えている頃と思います。VITAの電源を初めて入れて機能紹介的なミニゲームを素直に始めた無垢なお子様・おじ様たちを数分後、恐怖のどん底に叩き落すSCEの巧妙な手口はもはや精神的ブラクラに近いものがあります。

さて。VITAの最大の売りはアナログスティックが一本増えたことであります。豪華二本立て。なんと奇遇な的。次点でWi-Fi対応でネット経由で遊ぶのに余計な機器を挟む必要がなくなったあたりでしょうか。推測ですが今のVITAなら初代R6ぐらい楽勝なんじゃないでしょうか。複数チームへの指示もタッチで余裕です。その気になれば隊員の顔のところにプレイ中の自分の顔を差し込むこともできるかもしれません。マイクも付いてますから甲高く上ずった声を世界へラウドしまくりです。凄いですね。怖いですね。はるか昔に兄弟で遊ぶ順番を巡って殴り合いをしたシステム10とはえらい違いです。

で、触ってみての感想。同時発売になるゲームソフトについては人それぞれでありましょうから取り立てて書くことはないのですが、なんといってもがっかりしたのはWEBまわりというか、ナニこのブラウザというか、ブラクラ以前にブラウザが機能してませんでした!というぐらいにどうでもいい感じです。docomoと組むぐらいだからさぞやスマホと正面から殴りあうんだろうなと思ってリッチなWEBまわりを期待していたのですが、何もできません。YouTubeダメ、Flashもダメときたもんで見方によってはPSPよりも微妙という。スマホのリングに上がってみたら実はVITAには格闘の経験がありませんでした級の微妙さであります。しかもほとんどの操作にタッチを強要してくるあたりも眩暈がしてきます。スマホにはない沢山のボタンと豪華2本立てのアナログスティックは何のためについているのだ。SCEさん、なにやってんの的な。

もちろん出たばかりでありますし、adobeのヘタレで一番迷惑してるのはSCEさんでしょうからいろいろな意味で同情せずにはいられません。がっかりブラウザに関してはadobeが悪い。かなり悪い。でもそれ以外の部分に関しては如何にWebKitとは言えSCEさんにはもうちょっと気合入れてカスタマイズしてほしいものであります。今後のバージョンアップに期待しつつ、ゲームもできるWEB用のガジェットが欲しいと思う方には「もう少し様子見を」と囁いておきましょう。

ゲーム機としての感想はまた次の機会に。

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