実は Rainbow 6: Patriots が内部炎上してにっちもさっちも行かなくなっているらしいという噂がちらほら。こういう噂で Takedown のクリス某が高笑いをしながら息を吹き返すのではないかとちょっとだけ期待しましたがどうなんでしょう。
というか Patriots は初代の戦略性やステルス性を強く意識しているというふれこみだったんですが、その後に配信されたあの PV といいましょうか IV といいましょうかワイフが腰をくねらせながらケーキを運んでくる時点でこいつはやべぇと思いましたが、果たして「原点回帰という方向性に力尽き折れた」のか「思ったほど原点回帰できずに炎上」したのかその辺の理由が凄く気になります。
実を言いますと、私の中では Takedown の尽力もあって「原点回帰」という言葉が「ストラテジ」「タクティクス」に次ぐ三大負けワードとして確固たる地位を築き始めていたりするわけですが、今後「原点回帰」を謳うタイトルはきちんと「原点とは~」という解説をつけて株主向けに解説文書を発表して欲しいと思います。そうしないとTakedownのような「コーヒー入り清涼飲料」のお祭り会場で「コーヒー飲料」が「お前らに炒りの違いを教えてやるぜケケケ」とか奇声を上げて「コーヒー」に大笑いされる悲劇がまたぞろ繰り返されそうな気がしてワクワクしてしまうのです。
とにかく Patriots は腐っても本家筋でありますので、一方的にライバル視して因縁つけてくる Takedown とは格が違うところを是非みせて欲しいと思います。そしてできれば格の違いの醸し方が我々原理主義者の想像の遥か斜め上を行くものでありますように。
というわけで TAKEDOWN: RED SABRE を買ってしまいました。TAKEDOWN だけではありません。RAVEN SHIELD から LOCKDOWN、VEGAS1、VEGAS2 とまとめてオータムセールで開発してしまいました。総額\2,800。恐るべしSteam。
というのも TAKEDOWN を正しく理解するためには素通りしてしまった直近のR6ぐらいは遊んでおかないとなという気がしまして。只今、TAKEDOWN と VEGAS1 を同時進行で遊んでおります。VEGAS の方はできれば 2 の Story まで遊んでみる予定です。んでもって、TAKEDOWN と VEGAS の方向性みたいなものを比較しながら「特殊部隊ゲーっていろいろ難しいよね!」っぽい記事を書いてみようかなとか考えております。いつの事になるか分かりませんが。
で、第一印象はといいますと、TAKEDOWN は凄く中途半端な感じで一方の VEGAS はいろいろと物申したい気持ちを抱くもののとてもよく練られている、といったところでしょうか。
TAKEDOWN は良くも悪くもRVSの焼き直しということになるんですが、実を言いますと私の中ではRVS自体が割と微妙な位置付けでして。
そもそもR6は特殊部隊という通常ではない異質な存在をどうやってゲーム内に表現しようかという試みをその核としており、RSシリーズは特殊部隊をシムの面とアクションの面の両極からアプローチして一つのパッケージに落とし込んだ神懸り的なタイトルだったわけです。
RVSはそのRSをアクション寄りに微調整しようとして、うっかり「特殊部隊を表現するための試み」という部分を削ぎ落としてしまったドジっ子の印象があるわけです。TAKEDOWN はそのRVSをさらに微調整にしくじった感が漂う感じでなんとも微妙なのです。TAKEDOWN は一体何をハードコアに表現したかったのか。
一方の VEGAS は「特殊部隊を表現するための試み」という部分をゴッコ的に突き詰めそれにそぐわない面倒臭そうな部分はシム要素であれアクション要素であれバッサリ切り落とした、別の意味で見事なR6の後継作という感じです。なんといいましょうか清々しさを感じます。もちろん原理主義者として言いたい事はいろいろあるわけですが。
とまぁ、ここまでが第一印象なんですが、う~む、TAKEDOWN 旗色悪し。
次がたぶんシステム第6弾となる RAINBOW SIX は RAINBOW 6 という表記になります。JCもびっくりです。いえ、JK とかそういう香しい方じゃなくてむさい方です。まずは「こんな事いいな、できたらいいな」的なイメージビデオが既に出回っておりまして、それをご覧いただきましょう。
おわかりいただけただろうか?すみません、赤い丸で囲ってくれないと全然判りません! ―― 的ななんとも歯がゆい感じの内容のように思うんですがいかがでしょう。嫁の鼻が怖いとか俺の嫁が寝巻でモデルウォークなんかするはずないとかいろいろホラー要素が入ってますが、とりあえず RAINBOW な部分を見ていきましょう。
幾つかのチームが登場するらしい。たしか RAINBOW 6 Patriots は「原点回帰」的な表現をプレスリリースで使ってた気がするんですが、この複数チーム的な演出がその現われなんでしょうか。この映像では他のAI隊員がいわゆるスクリプトによる勝手なシーン移行/前進をしているのか、プレイヤーによる明示的な GO-CODE を受けて行動しているのかは判らないんですが、なにやら怪しいトロフィが獲得できるぐらいですから少しだけ期待してみようではありませんか。
基本的にTPSらしい。まぁ、FPSとTPSのどちらがより RAINBOW かと訊かれれば、R6原理主義者は大半がTPSを支持するでしょう。パンチラも見れますし。RSでもTPSはあったように思うし、自分を取り巻く環境や状況に対応してチームを動かすのを楽しむならばより状況をつかみ易いTPSの方が楽しそうです。パンチラも見れますし。
COVER 状態では先の様子が覗き込まなくても判るらしい。恐らくこの辺は意見が分かれる部分なんでしょうが、思い出してください。R6はその始まりからHBSという非常に凶悪な装備があったことを。当時もHBSに関してはゲーム鯖ごとにその扱いが分かれた装備でした。映像でも幾つかのシルエットで心臓付近に赤い着色が施してあるあたりから、HBSが健在なのでしょう。次世代のHBSの表現としてこの COVER 状態での先の様子が補完されるってのは「有り」なんじゃないかと思います。
脅威識別などプレイ中に情報が更新されていくらしい。英語の聞き取り全然なんでよく判んないんですが、4′38″ あたりで地元警察と思しき武装警官を RAINBOW 側が手脚を撃ちぬいていたりしますが、爆弾巻いた件の人質を地元警察が撃ち殺そうとしてるんで介入したんでしょうかね。はじめは地元警察として情報が与えられて、少ししてから脅威判定されて「撃つべき箇所」がマーカーで指示される辺りは割りと面白い試みなんじゃないかなと思うわけです。
脅威識別というネタでもう少し見てみると、プレイヤーを含めて味方の隊員には体のいたるところに不思議なマークが入っていますが、予想するにARマーカー的な何かなんでしょうかね。あのマーカーの見え方で、その隊員が「誰」で「どこ」に居て「どちらを向いている」かなんて情報が判る理由付けをしてるんでしょうか。というかすでにどこかの陸軍で実験段階の技術だったりしたらゴメンナサイ。最近そういうの全然読んでないんで判りません。
ちなみに動画終盤の 5′33″ あたりからバスの乗客数をカウントしてますがあれもHBS技術の応用でしょう。こういう細かい演出はゾクゾクします。周囲の車輌に残された多数の市民を救うために、申し訳ないけど爆弾巻きの旦那には死んでもらう、嫁は任せろフヒヒヒヒみたいなお話なんでしょう。
R2 ボタンが壊れているといきなりゲームが詰むらしい。少し前に日本のゲームにはどの選択肢を選んでも無理矢理選びなおさせる悪い演出がある、そんなことするなら最初から訊くなよ!などと巨大な釣り針を投じる外人さんの記事があったような気がしますが、これはきっとそんな日本人どもを調教するために Ubi が用意した模範解答に違いありません。R2 を押そうと押すまいと砕け散る旦那に果たして活路はあるのか!実際のゲームができたときに是非回収して欲しい伏線であります。