時刻を合わせよう……3、2、1、

DATE: 2020-01-04CATEGORY:R6/GR seriesTAG:

(0000Z)2020年、あけましておめでとうございます。 今年はオリンピックなんだそうで世の中のいろんなことが特別編成になるんだろうなと震える、そんな年明けです。

この投稿は毎年恒例の原理主義視点で去年一年のR6/GR界隈を振り返るシリーズなんですが、もういろんな意味で GHOST RECON BREAKPOINT 一色の年だった、と括って問題なさそうな感じなんですがどうでしょう。

GRBは発表から発売までが半年にも満たないという営業的にはかなり慌ただしい生まれとなったわけですが、過去のGR本筋でこんなに急いでひり出されたタイトルはなかったように思うわけです。もちろん開発はその前からやっているんでしょうが、発表後すぐのクローズドβで漏れてくる感想はかなり微妙でどうかなぁと思ったものです。

その数か月のちのリリースで案の定、未完成というかそもそもの「練り」が不十分だった事が露呈し各種レビューやコミュニティも大いに荒れて、「求めていたGRと違っていた層」を中心にぞろぞろと人が離れていく雰囲気に。reddit あたりを眺めているとGRWへと帰っていく人も少なくなさそう。

よくネットではGRBの値段と前作GRWの値段との逆転現象がネタとして語られていますが、そもそもこの比較はあまり正しくないというか、サーバーの稼働が終了したら全ての価値を失うGRBとハードが壊れない限りいつでも引っ張り出して遊べるGRWを同じステージで比べるのってどうなんだろう? という気がしないでもありません。GRBはネトゲ枠ですし。

といいつつこのブログでも締めでGRW未体験の人はそっち買った方がいいかもとか投稿してるんであまり大きな声では言えません。投稿当時、オープンβとしてはGRBはなかなかのボリュームだったなと感心した記憶がありますが、どうしようもなく世界が死んでて歩いてて退屈だなぁというのと事あるごとにレベルの低い装備を身に着けているのを咎められてるような構成にうんざりした記憶が。

 

公式フォーラムの方はコミュニティとしての reddit の台頭やパッチの遅れもあったりしてお通夜状態になり始めているんですが、ここに至るまでの経緯がこれまでになかったパターンである意味とても新鮮なんですね。

リリース直後は大量のバグ報告と課金やサーバー等の運営の仕方に対する罵詈雑言が飛び交ういつもの流れなんですが、時間がたつにつれ「あれ?このゲーム、GRシリーズとしてはヤバいんじゃね?」という空気が流れ始めると骨子というか根っこの企画に対する投稿が増えるようになってきて、ロードマップの発表とパッチが予定より遅れそうと公式からコメントが出るとすぅぅっとコメント量が落ちていき気が付くとフォーラムには周回遅れのバグ報告がぽつぽつ上がるえらく寂しい状態になるという、実に斬新な流れとなっていてとても参考になります(なんの?

GRBは腐っても AAA クラスのゲームなんで新しいパッチが出ればまたある程度は戻ってくるとは思いますが、如何せん、 中途半端に組み込んでしまったサバイバル要素とそれを軸に固めてしまった AI や LOOT などのゲームシステムは下手に手を加えるとほぼ新規案件のプロジェクトになりそうな予感なんで少々のパッチあてた程度ではどうにもならない感じです。

果たしてGRBは再生?ん?蘇生?いや更生?できるんでしょうか? というかどの辺まで直すつもりなんでしょうか? その費用を課金アイテムで取り返さないといけませんがそもそもの課金がコミュニティでは槍玉に挙がっているだけにその回収システムも再構築しなくてはいけません。これは険しい。相当に険しい。そういう意味で今年はGRシリーズ最大の挑戦の年となりそうです(R6のアレもなんとなく焦げ臭そうですが)。

x