新学期、無茶な機動で履帯の千切れ具合が気になる季節
いよいよ西側主力戦車の戦線投入が近づいてまいりましたがどうなるんでしょうね。予備の履帯を彼の地域にどのぐらい運び込むんでしょうか。何両かこっそりゴム製履帯を履いてたりしないんでしょうか。そんな運用データの気になる季節が近づいております。
一部ではここしばらくなかった大機甲戦を期待する層もいるようですが、やる前から結果が見えている戦闘を素直に受けて立つ指揮層がいるかどうかといわれると……。
どんな兵種の戦闘でも「先にキツい一撃を加える事」がとても大切だと思うんです。特に戦車戦は至近弾とかは全く意味がなくて直撃する弾だけが意味を持つ兵種なわけでして。これから生起しうる戦車戦で「射撃統制装置のアップデートが常に行われている西側主力戦車」と「戦車置き場で数十年放置されていた年代物」とが交戦距離に進入してまともな撃ち合いになるとは到底思えないわけです。おそらく開始早々一方的に「効果的な直撃弾」を受けて年代物の戦車の「ひらき」が散乱することになるでしょう。
そんなわけで一部が期待するような大機甲戦は起きない。起きてはいけない。起きたら露軍は負ける。間違いなく。
欧州方面の報道を眺めておりますと、露軍は広大な荒野に戦車阻止のための幅の広い塹壕や濃密な地雷原を幾重にも敷設しているらしいんですね。もう毎日、掘りまくってる。陣地や市街地を迂回して包囲を試みる機甲戦力を一両でも多く地雷と砲撃そして肉薄からのRPGで仕留める完全引きこもり戦術をとる態勢でして。まともに撃ち合うと確実に負けるからもうそれしか方法がないと指揮層も考えているんだと思います。独ソ戦ふたたび。
たぶん予想される迂回路には野砲等の照準済みのいわゆるキルゾーン設定されているエリアを敷いているんでしょうけど、宇軍はキルゾーンの突破をどうするんでしょう? HIMARS の射程外から定点砲撃してくるんでしょうから、うーん。これが米軍なら超長距離ロケットやら巡航ミサイルが地平線の彼方の砲撃陣地を正確に消し飛ばすんでしょうけど。貴重な HIMARS をぎりぎりまで前進させる? 温存していた航空戦力を投入する? うーん。
春からの宇軍大攻勢は機甲戦を徹底的に避ける露軍を相手にキルゾーンをどう突破するのか、そのあたりを注視していきたいと思うのです。はよ戦争終われー。