時刻を合わせよう……3、2、1、

DATE: 2025-01-04CATEGORY:R6/GR seriesTAG:

(0000Z)2025年、あけましておめでとうございます。

この投稿は毎年恒例の原理主義視点で昨年一年のR6/GR界隈を振り返るシリーズなんですが、ゲームそのものより制作してる側の情けない話で始終盛り上がった気がする一年でありました。

これまでこのブログでは作を重ねるごとにピントがボケていく Ubisoft の方向性を結構な頻度でこき下ろしてきた気がしますが、それはあくまで原理主義者的な怨嗟でありまして一般層の評価とは隔絶していたと思うのです。ところが……

いつの頃からか Ubisoft は一般層にもわかり易い「残念な話が漏れ出続けるネタスポット」と化しておりまして、いよいよ Assassin’s Creed SHADOWS(以下ACSと略)の登場でもってネタ的に一つ上のステージを目指す「より苛烈な炎上」といいますか爆轟にチャレンジする一年となったのではと思うわけです。

ゲーム内の設定を理由に「ごく一部の極端な主張をする集合」ひとつに目をつけられローカルに炎上する(そして初動にちょっと影響する)というのは割りとよくある話なんですが、ACSの凄いところは世界中に散らばる「ごく一部の極端な主張をする集合」をジャンルを超えて呼び寄せる「多岐に渡るやらかし魅力」を秘めているところでして。

また集まってきた「めんどくさい集合」それぞれの天敵/捕食者たるこれまた「めんどくさいカウンター勢力」が嗅ぎつけて参戦する副次効果まで発動し、その騒ぎにかたぎのゲーマーが群れ集うという三次効果をも含めた炎上商法として最先端の思想/属性を詰め込んだ祭りとなってしまったわけです。断絶の時代、決して分かり合うことのない勢力が睨みあうど真ん中を「サミュラーイ/ニンジャー」を掲げて全方位を無神経に挑発して突っ切ろうとするそのスタイル、流石です。

一部では陰謀論を閉じ込めていた釜の蓋がずれてドロドロとしたものが漏れ出してそうな四次的な話も聞こえてきますので炎上商材としてもまだまだ未知の可能性を秘めた間違いなく特級の構成といいますか、爆轟を得るための信管の設置個所や雷管の盛り方、燃焼速度のブーストのさせ方は本当にうまいなと感心するのであります。この状態で今年 2025年に某社 Monster Hunter シリーズ最新作と同時期の発売で激突するらしいのでとてもとても楽しみです。

Ubisoft は 1月10日付でACS発売を 3月20日に延期すると発表しました。ちっ。

個人的にはゲーム自体普通に面白そうなんで大きなセールが掛かった時に買ってみようかなと。

たぶんですけど、問題の始まりは「強そうなアジア系男性の描き方が分からない」ってあたりなのでは、と。まして死に臨む強そうな日本人男性像というのが西洋人には皆目見当がつかない。女性の方は日本発の「戦う少女コンテンツの氾濫」で簡単にイメージできる。うん、まぁ、ただただ研究不足かなぁと。

とまぁ、作ってる側のお話はさておき。数年前にGRシリーズが動き始めているという話がありましたが続報が何一つ聞こえてこないあたり、たぶん「近未来的な戦闘デザイン」ができずに相当困ってるんだろうなという気がします。ウクライナでの戦闘の在り様の遷移には目を見張るものがあり、正直に申しますと「もう人間が自律系AIのサポートなしであの中を生き残るのは不可能では?」という気がしますし。この辺の話は書きたいことがだいぶ溜まってるんでまた別の機会に。

こんな感じで今年もよろしくお願いします。

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