バス通学、知らない制服に背嚢のあのコはどこで降りるのか
漠々と広がる大平原にて現代の機械化歩兵APCの皆さんはどのタイミングで降車されるのでしょうか。日本のような「海を見て振り返れば全部山(一部地域除く)」とかいう地形なら「ちょっと手前の物陰で降車して……」というのは妄想できるんですが、大平原となると勝手が違います。いったいいつ降りるのか!? 本当に今ですか!? ―― これが気になって気になって夜も眠れません。
今ほど精密誘導兵器などが揃っていなかった冷戦時代と、現代の精密誘導兵器は当たり前だしドローンで丸見えの時代とでは降車のタイミングに大きな違いがあるように思えて仕方ないのです。
侵攻後にネット上にあふれる動画を眺めておりますと冷戦時代のままの運用の機械化歩兵がどうにも機能しているようには見えませんで。降車前に木っ端微塵になる動画の多さに絶望するわけです。これが練度によるものなのかそれとも運用方針/基準の陳腐化によるものなのか解りませんが、間違いなく言えることは大平原ではもっともっと早めに降車して展開しないとみんな死ぬということです。
どこのご家庭でも幼少期の義務教育として SPI の OPERATION GRENADE 等を嗜んでおられるかと思いますので諸兵科連合効果と同一師団効果の説明は割愛させていただきますが、機械化歩兵と戦車とは連携しなければならないという前提が技術の進化で(大平原においては)崩れ始めているのでは? と疑ってしまうわけです。
降車が遅いと誘導兵器で丸焼きにされ、早いと野砲と狙撃にさらされ、酷いときは後ろから交互躍進で踊るように機動する複数の味方戦車グループに連続で轢かれそうな気がします。そうだ、超速で敵前に突っ込めばいいんじゃね?(ピコーン) そういいながら地雷原に飛び込んでいくAPCの群れ、群れ、群れ。先生、大平原にて現代機械化歩兵は本当にいつ降りればいいんでしょうか!?
さて。ネット上では大反攻作戦の主戦場がどこになるのかの予想妄想で溢れかえっておりますがどうなるんでしょうねぇ。
あの重厚な防衛ラインに馬鹿正直に突っ込むと大変なことになるという大前提をもとに、ネット上ではちょっとだけ越境して国境沿いに移動して領内に戻る宇軍版「左フック」案とか高精度砲撃をフル活用した後方浸透案だの様々な「僕がかんがえた最強反攻作戦」案が披露されておりまして、正直な話、攻勢を受ける側が読んだら不安でゲロ撒き散らしそうなドキュメントばかりで本当に恐ろしい時代になったなと思うわけです。先の大戦の塹壕戦と決定的に違うのはやはりネットの存在だよなと。