グラフィックカードに矢を受けてしまってな……

DATE: 2014-07-20CATEGORY:GAMETAG:,

ここのところスチムーで買うだけ買って積みゲ状態だった Skyrim をゴソゴソ遊んでいたりするわけですが、これがなかなか楽しいんです。ゲーム自体もそこそこ楽しいんだけど、やはり MOD をあーでもないこーでもないと組み合わせるのがやたらに楽しいのです。

Skyrim の MOD はテクスチャ貼り替えから武器・キャラクターモデル改変はもちろんの事、不完全ながらもモデルの骨組みとそのアニメーションの入れ替えや AI 部分や UI に関する部分も弄れる懐の深さがあります。

特に層が厚いのは *お約束* で女性キャラクターを超時空的に強化する系列で「そこまで剥いてそこまで揺らすか系」をベースにあらゆるおしゃれが出来るようにモノが揃っていまして。もちろん男臭いむせる系もあるのでそういった MOD を自分の趣味に合うようてんこ盛りに組み合わせては「(起動したゲームが)いきなり落ちる」を繰り返して楽しむ(?)わけです。とりわけ私の PC はしょぼいので高出力な美麗系 MOD は雰囲気嗅ごうにも起動即落ち頻発状態なんですが、それでもこうワクワクするわけです。

この感覚、すっかり忘れてましたがこれってRSUOそしてGR1の頃に感じたあの興奮なんですよね。当時も新しい MOD が出るたびに DL しては作りの問題やあまりの高出力っぷりに PC がついていけず作戦開始と同時にゲームが落ちたりして、そのまま諦めるのは悔しいから何とかして動かせないものかとあーでもないこーでもないと試行錯誤して夜を過ごしたあの感覚です。

昨今、Tom Clancy 系での MOD サポートは絶望的となってしまいましたが、一方で BlackFoot Studios の GROUND BRANCH など精神的後継を謳うタイトルが MOD サポートを目指して製作を続けているわけです。えーとたしかもう一つ精神的後継タイトルでまぁまぁ期待していたタイトルがあったはずなんだけど何だっけか。TAKE D……

で、その期待のGBなんですが、どうもここ最近の公式ブログを眺めるに「もしや力のかけどころを間違ってるのでは?」とつい勘繰ってしまうエントリーが多くて心配してしまうわけです。

資金も人数も巨大資本に囲われてた頃とは違うんだから、もっとこう一点集中したほうがいいんじゃないの!? などと素人の分際でつい知ったような事を書きたくなるわけですが(そして書いちゃってるわけですが)、個人的には銃なんてカクカクのポリポリ、壁は真っ白のベタ塗りでいいよ(こっちで塗るから)とか思っちゃうクチなんですが、公式で紹介されている動画等では気合の入った銃やらキャラクターやらが載っておりまして、この調子で完成までいけるんかいな?と思ってしまうわけです。

どうせ MOD 方式取り入れるんだからシステム(凝りに凝れる仕組み)とルールとツールだけしっかり設計/施工していただいて外見とかは MODDER に完全アウトソーシングしちゃえばいいのに。MODDER てのはそこに自己表現できそうな玩具があれば無条件で飛びついちゃうしょうがない生き物なんですし。そして初版を弄り倒した MODDER からの「アレを実現するためにコレを実装して欲しい」という要望を後から別料金で追加していけばいいんじゃないかなと。MOD システムが廃れた理由はコミュニティの盛り上がりに対して儲けがほとんど企業に流れてこないジレンマって辺りじゃないかと思うので、MOD コミュニティの「コレを整理/改修してくれれば MOD が凄く作りやすくなる」という声を拾って、その結果を堂々と有償で出していけばいいと思うんです。「金なんか払うかよ!」とかいってる人達も凄いエロ MOD が最新バージョンで出たら結局買っちゃうんですから!

……ということを「セラーナたんに血ィ吸われながらリディアたんに超馬乗りされたヒー」とか念じながら推敲してたりするわけで、本当にもうダメ人間な感じの今日この頃なのです。夏ですねー。

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飲む、動く、一手間大事、構成ペース配分とても大事

DATE: 2014-07-05CATEGORY:ANIMETAG:

酒をいただいてほろ酔いで書いとります。久しぶりにもののけ姫を見ましたが、いやぁ、よく動く。アニメを「まるで生きているかのように絵が動く」とするなら、これがアニメなんだなと思うぐらいによく動く。すげー。

昨今の深夜アニメもかなりがんばってるものもあるとは思うんだけど、やっぱり動かすことをわかっている人に金と時間を注ぎこむとこういうものが出来上がるんだなという安心感というか、さすが御大という感じです。

御大といいますと戦争の描写もうまいんですよね。

私の中ではあれやこれや本を読んで得た感想として「戦争というのはとどのつまり、接点(交戦地点)に向けてヒト・モノが流れ激しく酸化燃焼する現象」な訳ですがその燃焼地点にどれだけ太く速く永くよく燃えるヒトモノを送ることが出来るかという部分がとても大事なわけで、そういうことを知ってはいなくても(つまりは体験していなくても)理解している人が描く戦争ってのは重厚でいいなと。

御大が戦争を描くと高い確率で「泥濘化した山野を馬匹を従えてモノを運ぶも最後は人力」的なシーンがあるように感じるんですが、そういう臭~~い部分を1カットでも入れることが出来れば昨今の深夜枠ももっと面白くなるんじゃないかなと思うわけです。あれ、話がなんか脈絡なくなってる?

脈絡ないついでに書くと、春ごろからBSで1stガンダムの再放送をやってるんですが、ガンダムでは戦争中であることや戦況の説明はほとんど「ガヤ」といいましょうか名もない通りすがりの市民や兵士の雑談から連想させる手法(しかも画面外から声だけとか)をとっていて、わざわざ説明のために数カット使う予算も時間もなくて発狂寸前のアノ人がとった苦肉の策なんだろうけど、とても効果的で「(画面には映ってないけど)戦争が膠着して身動き取れなくて不安だけが募っている」という背景がちゃんと頭に入ってくるわけです。今の深夜枠でも金と時間足りないならこういうのどんどん使えばいいのになと思うわけです。

何書こうと思ってたんだかよくわからなくなってきましたが、とにかく大事なことに一手間割くのって大切だよねってことでもう一口酒を頂こうと思う金曜の夜な訳です。それにしても極黒のブリュンヒルデ最終回は開いた口がふさがらないという。

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